長谷川豊(フジテレビアナウンサー)のカンボジア取材レポート

最近の洪水により、学校の推定約20%が大きな影響を受けており、校舎や学習センターの不足が深刻化しており、教室の生徒数が多すぎるという問題を抱えています。
内容面においても、授業・学習の実時間が短く、新しいカリキュラムが完全に実施されず、教材も不足しています。
6学年までの教室をもつ小学校は52%だけで、就学率は初等レベルで78%、下級中学レベルで14%、上級中学レベルで6%にとどまっています。
また、就学しても留年率・中途退学率が高く、小学校の出席率の低さも問題となっており、6歳児の20%、7〜8歳児の約40〜50%が常時学校に通っているにすぎないという状況です。


就学年齢児の中には読み書きができない子供がかなりの数にのぼります。
また、貧しい子供約80%がほとんどまたは全く就学したことのない世帯主の家族の子供です。

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