２０１７年度２回目の内野泰輔アナウンサー現地取材報告会は、２月１０日（土）に京都市上京区の重要文化財・京都府庁旧本館の旧議場で開催されました。

旧議場は、明治３８年（１９０５）から昭和４４年（１９６９）まで府議会の議場として使用されましたが、内部は吹き抜け空間で６０の議員席が半円形になって階段状に配置されており、建築よりも工芸品といった趣さえ感じられました。

今回の報告会の主催は、関西テレビ放送がメンバー参加されている「京都ＣＳＲネットワーク」ですが、こちらは京都府内に事業所を持つ企業のＣＳＲ、社会的信頼活動を担当する社員や行政職員が組織の枠をこえて、情報交換や学ぶ機会の提供、きっかけづくりに取り組まれている団体です。

報告会は１４時に定刻通り始まり、司会進行役の関西テレビ放送・杉本なつみアナウンサーが登壇し、先ず第１部で「京都ＣＳＲネットワーク」に参加の３団体によるプレゼンテーション、第２部で「ＦＮＳチャリティキャンペーン現地取材報告会 フジテレビ内野泰輔アナウンサーが見たボリビア多民族国」、の進行について会場６０人のご来場の皆さんに説明を行いました。

内野アナウンサーは朝の情報番組『とくダネ！』で、昨年４月にボリビア多民族国に入って取材をし、その模様を昨年５月の『とくダネ！』で放送、紹介をしましたが、今回の報告会でもまだまだ伝えきれなかった部分を含めて約１時間２０分の熱のこもった講演となりました。

講演では、ボリビアの鉱山都市ポトシのエフライエン君や最大の経済都市サンタクルスの少女エリカさんの取材をメインに、貧困生活や彼らの苦悩をＶＴＲ含めて紹介、その問題点から今後の対策まで言及しました。

今回もご来場の皆さんの熱心な受講姿勢はもちろん、「ボリビアには４回行ったことがある」という受講者もおられ、積極的な質問や意見を多数頂戴しました。

報告会終了後、旧議場出口では内野アナウンサーと杉本アナウンサーが皆さんのお見送りと同時に募金の呼びかけを行い、ボリビア多民族国の子どもたちのためにたくさんのご寄附をいただきました。心より厚く御礼申し上げます。