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photo 取材が終わり、孤児院に預けられたテレーザにお別れを言う日がやってきました。 私たち取材班が彼女に向かって言うことができたのは、たったひと言でした。 「あきらめないで。将来、この国がどうなるか分からないけれど、 あなた自身があきらめてしまったら可能性はなくなるから。」 その時でした。 それまで、淡々と過去の辛い記憶を語っていた彼女の表情が、とつぜん崩れたのです。 ほんの一瞬でしたが、テレーザの目から大粒の涙がこぼれそうになりました。 その時に私たちは気がついたのです。 子どもたちは決して無力な存在ではない、という事を。 彼らは決して大人に守られるだけの存在じゃない、子どもたちも今、 歯を食いしばって生きているのだ、という事を。
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