2016.12.9.FRI. Updateインタビュー #5 遠山金志郎役 玉木 宏さん

ドラマは間もなくクランクアップを迎えますが、
約3ヵ月半の撮影を振り返っていかがでしたか?  
クランクインする前は、「やってみないとわからないところがある」
ともおっしゃっていましたが…。
つかみどころがないというのは今も変わりないです。自分の気持ちを吐露するようなキャラクターではなかったですし。ようやく最終回にたどり着いて、金志郎の強い信念が明確に示されて…父の背中を見て警察官になったということや、市民を守るということもそうですけど、一貫してその思いはブレることがない人でしたね。
新しい切り口の刑事ドラマだったと思うのですが、
実際に演じてみて、遠山金志郎というキャラクターの魅力は?
そこはみなさんが感じてくれればいいところなので、僕自身は特に意識することなく演じてきましたけど…。さじ加減という意味では、「これで本当に良かったのか?」という思いはいまだにありますね。正解がわからないというか…。なので、達成感はないです(笑)。それは多分、金志郎が変わらない人だから。変わっていく人であれば、自分自身もそれなりの達成感を感じられると思うんですけど。少しずつ周りを巻き込んで、北町署が一体化していくということは感じるところではありますけど、“してやった感”はない人なので感じないんだと思っています。
“ブレない人”を演じた3ヵ月半だった、ということですね。
そうだと思います。
南(髙嶋政宏)や実里(瀧本美織)が変わっていく姿は、
金志郎がブレずにいたからこそ際立って見えたのかもしれませんね。
何かをきっかけに急に、ということではなく、蓄積だと思うんです。南さんが変わっていくのもそうですし。実里は割と早い段階からずっと一緒に行動していましたけどね。「何でそこまで市民のために動くのか?」ということはずっと疑問に思ってはいただろうけど、実里に関しては対立している相手ではなかったので。

髙嶋さんや瀧本さんたちとのお芝居はいかがでしたか?
金志郎から感情をぶつけることがなかったので、そこは難しかったですね。
周囲からの反響を聞くことはありましたか?
大人からというより、子どもから言われることの方が多かったです。ロケ中もそうですし、友人から「ウチの子どもが楽しく見ているよ」という話も聞きました。そういう意味では、日曜日の夜に気軽に見てもらえるような作品に、という思いはどこか頭の中に置いてやっていたような気がします。楽しんで見てもらえるというのは、凄く嬉しいことなので。
今回の現場で、特に印象に残っていることは?
割と刑事課の面々が揃うシーンが多かったんですよね。今日も、スタジオにみなさんいらっしゃいますけど(取材日はセット撮影最終日)、柳沢慎吾さんを始めとして、明るくて個性的な方が多かったので楽しかったですね。
ヨガのシーンも話題になりましたが…。
特に練習をしたわけでもなく、その場でやっていただけなんですけど…。(撮影中に)運動をするっていうのは結構難しいですけど、ヨガを覚えてしまえば自宅でもできるので。

特別な練習はなかったんですね。
難しいポーズもあったと思いますが。
それほど難易度が高くないものかもしれないですけど…。この現場に、出来ないって言う人がいなかったので、そういう意味ではみなさんの身体能力が高かったのかもしれないですが(笑)、どうなんでしょうね?
長下部警視監役を演じた近藤正臣さんとの
共演に関してはいかがですか?
おふたりがスイーツを食べるシーンにも注目が集まりましたが。
長下部さんと金志郎のシーンは、気心知れたふたり、という空気感を出せたらいいな、と思っていたんです。それが、正臣さんだったので、自然と正臣さんに引っ張られてそういう空気になったと思います。プライベートでも食事に誘っていただいたりしているんですけど、やっぱり朝ドラでお世話になった時間が長かったので、それは大きかったと思います。
別の現場で再会する、というのはどういうお気持ちですか?
何も変わらなかったです。ただ、大阪でご一緒させてもらったときは、関西弁バリバリの近藤正臣さん、という印象が強かったので…。だから、標準語っていうのに「ちょっとヘンな感じがするな…」と最初のころは思っていました(笑)。
最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
最終回は予期せぬ展開になるわけですけど…。8話、9話あたりから、ちょっとシリアスな展開が強くなってきましたが、どんな終わり方になるか、最後まで見逃さず、楽しんでいただきたいと思います。