インタビュー

#8

前田春樹役 高畑裕太
『武道館』の台本を読んで、どう思いましたか?
とてもリアルだなと感じました。アイドルが主人公ではあるけど、物語はその裏側を描いていて、きれいな湖の下に溜まっている泥をすくい出したような話だなと思いました。とはいえ、僕はアイドルの世界のことはまったく知らなくて、キラキラした笑顔の裏では厳しい制限の中で頑張ってるんだと驚くばかりでした。思わずJuice=Juiceのみなさんに「こんなことって本当にあるの?」なんて確認したことも(笑)。
自分の演じる前田春樹に関しては、1回読んだだけではキャラクターがとらえきれず、何度も読み返し、原作である小説も読み、監督と相談したりと、どのように演じようかかなり悩みました。
前田春樹はどのような人物だと思いますか?

みなさんには見えない舞台裏がマネージャーの春樹にとっては表舞台であり、そこではいろんなことが繰り広げられているんだなと感じました。まだ新人ということもあり、情熱はあるけどその感情や自分の意見を押し殺すことが多いなと印象を受けました。チーフマネージャーである野村さんとの意見の食い違いによる葛藤があるなか、NEXT YOUへの愛情を春樹らしくどう表現するのかを考えながら演じました。

監督とはどのような話をされたのでしょう?
僕の質問攻めです。少しでも疑問に感じたことや、どう演じるべきか迷った時はすぐ相談してたので、監督は大変だったかもしれません(笑)。
春樹にとってNEXT YOUはどのような存在だと思いますか?
NEXT YOUが武道館を目指して1歩1歩前に進んでいくように、ステージは違うけど春樹も新人マネージャーとして彼女たちと一緒に前に進んでいる感覚です。物語が進むにつれ成長している彼女たちを見て、そのぶん春樹も成長していないといけないなと意識してました。
マネージャー役を演じるにあたり、大切にしていたことはありますか?

僕はマネージャーってストレスのたまる仕事だと思うんです。なのでストレスを溜めようとしてました(笑)。ほかにも、バラエティに出演する際にタレントさんについているマネージャーを観察して佇まいを研究したり、自分のマネージャーとの会話も増えました。
母親が女優なので小さい頃からマネージャーを見ていたのも役作りの参考になったかもしれません。小さい頃は、母親のマネージャーに勉強を教えてもらったり、こたつで一緒にゲームをしたこともあったんです。

自分にとってマネージャーとは、どのような存在ですか?
以前、事務所の方と飲みに行っていろいろ話したことがあるんです。その時に、どんな風に僕を見ているのか、何を期待してるのかなどを聞き、こんなことを思ってくれていたんだなと嬉しくなったんです。
印象的だったのは「いろんな人に高畑裕太の良さ、おもしろさをアピールするのが僕の仕事。それが心からできるように、まず僕を高畑裕太のファンにしてみせて」と言われてたことでした。頑張らなくちゃいけないなと気合いが入りましたね。
高畑さんは、アイドルとして活動するNEXT YOUをどう思いましたか?
本当に大変な仕事だと思います。陰でのたくさんの努力を見せることなく、常にニコニコして歌もダンスもきっちりこなす。並大抵の根性ではできないと思うし、僕には絶対に無理です(笑)。それをやってしまう彼女たちから、絶対に売れて、絶対に武道館に立つんだっていう“本気”を感じます。
それと同時に、アイドルという仕事が本当に好きなんだなっていうこともわかります。かわいいだけじゃない、根底にある強い気持ちっていう宝箱を見た気がします。すごく尊敬するし、本気で応援したい気持ちになりますね。
Juice=Juiceさんと共演されての感想は?

みなさんどんなにハードスケジュールでも現場では常に笑顔で、本当に楽しそうなんです。NEXT YOUと重なる部分があって、マネージャー気分でつい応援したくなっちゃいますね(笑)。

高畑さんから見て、春樹は良いマネージャーだと思いますか?
良いマネージャーに、僕がします!今は新人で業界のこともよくわかってないし、気持ちだけで突っ走ってしまうことも多いけど、その情熱を持ちつつ、しっかり勉強して、いつか彼女たちが武道館のステージに立てるようサポートしていきたいと思います。
最後に、高畑さんが感じているこの作品の魅力を教えてください。
アイドルはファンにとっては神様みたいな存在だろうし、テレビに映るアイドルはかわいくてキラキラしてるけど、でもみんな裏では必死で頑張って、いろんなものと戦ってるんだぞというのがわかる作品だと思います。僕がそうだったように、ファンの人もそうじゃない人も、これでアイドルの見方が少しでも変わればいいなと思います。
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