セットデザインのヒミツ展2 〜月9ドラマ30年の軌跡〜

会期:2018年2月23日(金)〜4月8日(日)
10:00〜17:00(月曜休館)

会場:放送ライブラリー (横浜) 
みなとみらい線・日本大通り駅直結

美術制作局では、昨年、横浜の放送ライブラリーで、「フジテレビ セットデザインのヒミツ展 ~伝説のドラマから人気バラエティまで~」と題して、フジテレビ単独では初となる企画展を開催しました。

デザイナーの頭の中はどんな発想であふれ、それがどのようにテレビのセットデザインとして形になっていくのか・・・
普段テレビの画面でしか見ることのできないセットに込められたデザイナーの思い、プロの技や工夫の数々を楽しく、わかりすく紹介し、好評を博しました。(入場者数2016年度1位、歴代5位、来場者満足度90%以上)

美術を切り口として、テレビ番組をもっと楽しんでいただけるよう、
昨年に続き、今年もテレビ美術とデザイナーの仕事の魅力を紹介する展示を、4月8日(日)まで、放送ライブラリーにて絶賛開催中!

第2弾となる今回の企画展のタイトルは、
「フジテレビ セットデザインのヒミツ展2 ~月9ドラマ30年の軌跡~」
放送開始から今年度で30周年を迎えた、フジテレビを代表する連続ドラマ枠、いわゆる「月9ドラマ」(毎週月曜夜9時から放送中)に焦点をあてています。

30年にわたる月9ドラマの歴史もふりかえりつつ、美術デザインを切り口に、デザイナーの発想がどのようにドラマのセットデザインに生かされるのかを紹介。
番組を魅力的に見せるテレビ美術の工夫を展示しています。

2月23日のスタート以来、おかげさまで、全国から多くのお客様にご来場いただき、昨年にもまして大好評!
普通の展覧会とは違い、番組で実際に使われたセットや小道具、衣裳などに加え、台本や図面、イメージ画、セット写真、模型などの展示品を、見て、触って、体験していただけるのです。

それでは、会場で大人気の展示品をご紹介しましょう。

  • エントランスには、フジテレビを象徴する「8」のオブジェが月9仕様で登場!
    レインボーカラーに月9作品のタイトルがちりばめられています。
    大ヒットした主題歌も流れる中、お客様を月9ワールドへ誘います。

  • ヒストリーエリアの圧巻は、87年の『アナウンサーぷっつん物語』に始まり、
    現在放送中の『海月姫』まで、「月9ドラマ」全126作品の台本を
    一挙に展示したコーナー。過去の台本が全て揃うのは初めてのことです。

    特に昔の台本には、スタッフや関係者から、
    この展示のためにお借りした貴重なものが含まれています。
    デザイナーや監督のサインが入っているものも展示しています。
    普段は番組スタッフしか見ることのできない貴重な台本の数々。
    表紙も番組ごとに様々なロゴやデザインで飾られています。
    あの頃見ていた懐かしい作品を見つけてみてください。

    過去のヒット作の図面、セット写真、模型、小道具、衣裳などの貴重な展示品も注目を集めています。『ロングバケーション』からは、番組で使用されたスーパーボールや美術が作った架空のラベルが貼られたワインのボトルを展示。
    『ラブジェネレーション』のガラスのりんご、『西遊記』の衣裳、『のだめカンタービレ』のマングースの着ぐるみ、
    『HERO』からはテミス像など・・・懐かしいドラマの記憶がよみがえります。

  • 『貴族探偵』エリアでは、番組で実際に使われた貴族探偵の“玉座”に座って
    『貴族探偵』気分を味わえる体験が大人気。

  • 今回目玉となる『コード・ブルー』エリアでは、昨年7月期に放送され、今年7月27日に映画公開も決定した大人気シリーズ
    『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』で実際に使われた地下鉄トンネル崩落事故現場や
    医局セットの展示をメインに、リアリティを追求するドラマセットのデザインのヒミツを公開。

  • 昨年10月期の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』からは、
    主人公が住む団地の部屋や市長室の壁面の実物セットを展示。
    キャラクターの特徴を生かした、生活感あふれるセットの工夫を紹介しています。

注目ポイントは、リアルに再現されたドラマ担当デザイナーの仕事机。
好きなものに囲まれ、アイディアの素となる写真や資料、プロ必携の道具があふれるデスク周りの展示も必見です。

テレビ美術のスゴイ技を見て、触れて、感じることで、テレビ番組の魅力が100倍楽しめる企画展です。

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