第12回 2007年9月20日(木)放送 あらすじ

さよなら山おんな

 フランス研修への試験勉強に励む青柳恵美(伊東美咲)。だが、こんな時期に限って大モテ。奥園雅之(及川光博)、なぜか葛沼忠(温水洋一)、そして井口昌平(西島秀俊)の3人から、ほぼ同時にプロポーズされた。しかし、恵美は…。
 恵美の部屋に井口が入って行った姿を目撃した雅之は、毬谷まりえ(深田恭子)に2人の関係を質す。まりえは、井口が恵美にフランス語を教えていると答えた。雅之の行動を不審に感じたまりえが、今度は恵美の部屋へはプロポーズでもしに行ったのかと雅之にかまをかける。まりえの鋭い問いに、雅之はプロポーズを白状し、味方になって欲しいと頼む。
 雅之がいなくなると、2人の会話を聞いていた葛沼がまりえに声をかけた。葛沼も恵美にプロポーズしたので応援して欲しいとまりえに懇願。困惑するまりえ。
 その夜、恵美の部屋にフランス語を教えに行った井口は普段と違って無口。実は、井口はプロポーズの返事を聞きたくて緊張しているのだが、恵美は分かっていない様子。ついに言い争いになり、井口は怒って帰ってしまった。
 次の日、大山遥(小池栄子)が鬼瓦和男(佐藤二朗)を伴って現れた。恵美たちに挨拶した大山は、まりえだけを物陰に呼んで食事に誘う。まりえは、大山、鬼瓦と食事。すると、鬼瓦は昨日、井口と飲んだが恵美に腹を立てているようだと話し出す。後を継いだ大山は、恵美が井口のプロポーズを断ったらしいと続けた。つまり、まりえに恵美の本心を聞き出して欲しいと言うのだ。ついに、まりえは恵美にプロポーズした男が3人もいることを知り、直接、間接的に関わることになる。
 数日後、フランス研修の試験が行われた。その面接試験で、恵美はセクハラを連発するフランス人の試験官に怒ってしまい、合格は無理だとあきらめる。一方、試験は自分なりにうまくいったと安堵するまりえだが、恵美問題で食欲不振。心配する黒板リカ(三浦理恵子)に、まりえは恵美へのプロポーズの話をしてしまう。リカに話してしまえば、他の従業員に広まるのは時間の問題。案の定、恵美が誰と結婚するかで食券が賞品の賭けが始まる始末。
 翌朝の朝礼で、田村剛彦(谷原章介)は研修試験の結果を発表。なんと合格者は恵美だった。試験官とフランス語で喧嘩した語学力が認められたのだ。バックヤードで田村は、改めて恵美の合格を喜ぶ。田村が立ち去ると、聞いていたリカたちが出てきて、フランス行きは辞めた方が良いと言い出す。さらに、プロポーズの答えを迫るリカに恵美はみんなに知られてしまったことを悟る。また、恵美はまりえから井口もプロポーズしていると聞いて驚く。実は、井口がプロポーズした時、恵美は目を開けたまま寝ていて記憶がほとんどなかったのだ。おぼろげな記憶は夢だと思っていた。事実を知ったまりえは、井口ときちんと話したほうが良いと告げる。
 恵美は、怒って青森に帰ってしまった井口のもとへと急いで…。

キャスト

青柳恵美(30) … 伊東美咲

毬谷まりえ(25) … 深田恭子

奥園雅之(34) … 及川光博

松原徹人(33) … 川田広樹(ガレッジセール)

大山 遥(27) … 小池栄子

黒板リカ(32) … 三浦理恵子
吉野加奈子(26) … 上原美佐
豊川みさと(28) … 矢沢 心
長島真澄(24) … 河本麻希
森田吾郎(23) … 米原幸佑
桑田亮子(22) … 松岡佳音

葛沼 忠(42) … 温水洋一

青柳敬造(62) … 笹野高史
青柳清子 … 赤座美代子
鬼瓦和男 … 佐藤二朗

奥園五右衛門(60) … 若林 豪(特別出演)

田村剛彦(38) … 谷原章介

井口昌平(30) … 西島秀俊

スタッフ

■原作
 「山おんな壁おんな」
 (講談社 イブニングKC)高倉あつこ著

■脚本
 前川洋一

■プロデューサー
 保原賢一郎
 塚田洋子

■監督
 林 徹

■音楽
 石田勝範

■制作
 フジテレビ

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