第8回 2006年12月5日(火)放送 あらすじ

29歳の誕生日で大逆転!

 烏山瞳美(松たか子)、福田桜子(川島海荷)、福田忠太(吉川史樹)は、ひとりになった本能寺海造(藤田まこと)と、本能寺の家で暮らすことに。その頃、本能寺は、自身の最後の舞台「リア王」の稽古で演出を担当する社長・柳沢光春(香川照之)と意見が合わず、不満を募らせていた。一方、本能寺に怒られ女優魂に火が付いた梓里奈(加藤ローサ)は、やる気満々に。
 親の役目に加え、家庭を守る役割までできた瞳美は、忙しいながらも、夢見ていた家族との暮らしに幸せを感じていた。しかし、それもつかの間。食事が終わると、本能寺も子供たちもすぐに自室へ戻ってしまい、気づくと瞳美はひとりぼっちなのだ。
 ある朝、朝食も食べずに出かけていく子供たちを注意すると、「うるさいなあ」と言われてしまう。その夜、瞳美が食事を用意して待っていると、本能寺と子供たちから食事はいらないと連絡が入る。やがて戻ってきた子供たちを叱るが、桜子はちゃんと話を聞こうとしない。反抗的な態度を取る桜子に腹を立てた瞳美は、桜子を叩こうとするが、できない。本当の親じゃないから叩けなかった…、瞳美のなかにそんな思いが広がる。
 困った瞳美は、本能寺に相談の電話をする。まもなく帰宅した本能寺は、なぜか上機嫌。しかし、瞳美が子供たちのことで電話したと知ると、がっかりしたように部屋へ行ってしまう。
 翌日、子供たちはアントーニオ(富岡晃一郎)を尋ねて、瞳美が自分たちを放り出したら、面倒を見てくれと頼む。なぜ、瞳美に反抗的な態度を取ったのか聞くアントーニオに、「うるさいから」と桜子。すると、親はうるさいのが当然と怒られ、瞳美に謝るように言われる。ちょうど、今日が瞳美の誕生日だから、パーティーをやって謝ればいいと提案する。柳沢(香川照之)に頼むとあっさり了解され、稽古を切り上げ、本能寺宅に集合するようにみんなに呼びかける。
 瞳美が家に戻ると、誕生パーティーの準備がされていた。子供たちからプレゼントも渡され、嬉しい気分になる瞳美。ところが、本能寺はふて腐れたような態度で、乾杯にも参加しない。気にかける周囲に本能寺は…。

キャスト

烏山瞳美 … 松 たか子
      *
相川 護 … 森山未來
梓 里奈 … 加藤ローサ
福田桜子 … 川島海荷
福田忠太 … 吉川史樹
斉藤和子 … 濱田マリ
アントーニオ … 富岡晃一郎
山崎紀夫 … 前川泰之

柳沢光春 … 香川照之
      *
本能寺海造 … 藤田まこと

スタッフ

■原作・脚本
 君塚良一

■企画
 高井一郎(フジテレビ)

■プロデュース
 船津浩一

■演出
 若松節朗
 木下高男
 村谷嘉則

■音楽
 森 英治

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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