第6回 2006年11月21日(火)放送 あらすじ

古田先生と秘密のバイト涙雨

 最後に「リア王」の舞台をやって、役者人生に幕を引きたい——。本能寺海造(藤田まこと)の決意を知った烏山瞳美(松たか子)は、本能寺に来ていたCM出演のオファーを断わることに。役作りも不要で、生活費の足しにもなるからと、社長・柳沢光春(香川照之)や経理・相川護(森山未來)は出演を勧めるが、瞳美は譲らない。結局、柳沢は、儲かる舞台を作ることを条件に了承する。

 見栄は張ったものの、福田桜子(川島海荷)、福田忠太(吉川史樹)のふたりの面倒を見るのは、瞳美の給料では限界があった。瞳美は、本能寺や子供たちには内緒でアルバイトをすることに。時給の高さにひかれ、キャバクラ嬢の面接を受けると、即採用に。早速、接客を始めると、別のテーブルから指名が入った。柳沢と梓里奈(加藤ローサ)の父親で、東都デパート社長・梓幸一郎(白井晃)のテーブルだった。見つからないように床を這いながら、逃げる瞳美だが、店長に見つかり、クビになってしまう。

 後日。瞳美は桜子から、翌日に学校で親子面接があること、忠太が熱っぽいことを聞かされる。微熱があり、咳き込む忠太。瞳美は側にいてやりたいが、忠太を寝かしつけると、新しいアルバイトへ出かける。翌朝、瞳美は学校へ。担任教師・森(古田敦也)から、桜子は成績優秀で、私立中学も狙えると言われるが、費用が気になる桜子は、公立でいいと言う。その日の夜。護(森山未來)と桜子は、寝ている忠太の側で瞳美の帰りを待っていた。瞳美は夜も仕事だからと言う桜子に、今晩は仕事の予定はないはずだと言う護。桜子は、瞳美への不信を募らせる。

 翌日。桜子は学校帰りに、事務所にやってきた。とそこへ、瞳美が戻ってくる。劇場の手配に追われる瞳美に桜子は、忠太の側にいてやってほしいと頼むが、瞳美は今夜も仕事があると告げる。すると、「こんなときに何で?」と怒りをぶつける桜子。瞳美も思わず「仕事だって言ってるでしょ!」ときつく答えてしまう。母親だと思って甘えていいと思っていたのは、自分の間違いだったと言い捨てて、桜子は出ていく。その夜。桜子は、ひとりで忠太の面倒を見ていたが、忠太が高熱を出し始め…。

キャスト

烏山瞳美 … 松 たか子
      *
相川護 … 森山未來
梓 里奈 … 加藤ローサ
福田桜子 … 川島海荷
福田忠太 … 吉川史樹
斉藤和子 … 濱田マリ
アントーニオ … 富岡晃一郎
山崎紀夫 … 前川泰之

柳沢光春 … 香川照之
      *
本能寺海造 … 藤田まこと

スタッフ

■原作・脚本
 君塚良一

■企画
 高井一郎(フジテレビ)

■プロデュース
 船津浩一

■演出
 若松節朗
 木下高男
 村谷嘉則

■音楽
 森 英治

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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