第10回 2006年12月19日(火)放送 あらすじ

母親は二人いらない

 烏山瞳美(松たか子)は、本能寺海造(藤田まこと)、福田桜子(川島海荷)、福田忠太(吉川史樹)と一緒に、福田まり子(戸田菜穂)が待つ夜の遊園地へとやってくる。
 早速、まり子を見つけた忠太は、母親の元へ駆け寄るが、桜子は瞳美の手を握ったままその場を動こうとしない。まり子はそんな桜子を呼ぶが、それでも瞳美の手を離さない。本能寺はまり子に怒りをあらわにし、忠太に自分のところへ戻るように言うが、忠太は母親の側を離れない。そこで瞳美は、まり子に今日はもう遅いので、明日、本能寺家へ来てくれと提案、4人は家へ帰ることに。
 その翌日、本能寺家には、まり子とまり子の兄・福田和明(山崎清介)がやってくる。まり子を制して、これまでの経緯を話し始める和明によると、まり子は愛する男性とアメリカに渡ったあとも、ずっと子供たちを呼び寄せる努力をしていたという。勝手な妹だが、気持ちをわかってやってほしいと、頭を下げる和明。これを聞いた本能寺は、まり子の気持ちはわかるが、一度、引き取った以上は、子供たちは自分が育てると言い、ふたりを帰らせてしまう。
 その夜、まり子が来たことを知った忠太は、母親のところに帰れるのかと聞くが、本能寺はそれを否定。しかし、瞳美は、事実を話す。母親と暮らしたいと言う忠太に、桜子は、瞳美に遠慮する気持ちもあり、今のままがいいと言う。
 翌日、瞳美は本能寺と稽古場へ向かうが、本能寺に、子供たちが不安がるから家に戻るようにと言われる。瞳美が帰ってくると、家の前に和明とまり子が。子供たちに会いたいというまり子に瞳美は、もうすぐ子供たちが帰ってくるからと、ふたりを家に招く。そこへ、子供たちが帰宅。桜子は、まり子を睨みつけて二階へ上がるが、忠太はまり子と一緒に庭に出て、母親のために虫を探し始める。そんな忠太をまり子は、いとおしく思う。
 一方、居間で和明と話していた瞳美は、まり子の生い立ちついての意外な事実を聞かされる。

キャスト

烏山瞳美 … 松 たか子
      *
相川 護 … 森山未來
梓 里奈 … 加藤ローサ
福田桜子 … 川島海荷
福田忠太 … 吉川史樹
斉藤和子 … 濱田マリ
アントーニオ … 富岡晃一郎
山崎紀夫 … 前川泰之

柳沢光春 … 香川照之
      *
本能寺海造 … 藤田まこと

スタッフ

■原作・脚本
 君塚良一

■企画
 高井一郎(フジテレビ)

■プロデュース
 船津浩一

■演出
 若松節朗
 木下高男
 村谷嘉則

■音楽
 森 英治

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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