麗わしき鬼
懐かしい匂い
ある日、洵子は悠子を眉川病院へ連れていき、信頼できる友達として英矢に紹介する。理解を示した英矢は、二人を連れて病院を案内する。それからまもなく、英矢はみちるから、洵子と悠子が異母姉妹だと知らされ、呆然とする。二人を不憫に思うみちるに、二人には真実を告げないよう固く口止めする英矢。富弓が客の溝口に誘われて出かけた夜、英矢が店に来る。洵子と悠子の問題について、英矢と時子が話し合っているところへ、悠子が現れる。店が気に入った様子の悠子は打ち解けておしゃべりした後、帰りたくない、とつぶやく。時子は悠子に泊まっていくよう誘う。