第6回 2006年2月14日(火)放送 あらすじ

衝撃の誘拐犯の正体!ナゾの要求

 誘拐された雪平(篠原涼子)の娘・美央(向井地美音)を助けたければ、国民ひとりが10円ずつ、総額で12億円を身代金として支払えという前代未聞の“募金型身代金要求事件”が発生。犯人が、「アンフェアなのは誰か?」と口にしたことから、連続殺人犯だった瀬崎(西島秀俊)とつながっている人間か、警察関係者という線も浮上していた。
 雪平と、元夫の和夫(香川照之)はそれぞれの自宅で、特殊班の捜査員とともに、犯人からの電話を待っていた。夜が明けた頃、雪平の携帯電話が鳴る。犯人は「午前7時、東京タワー下にある公衆電話へ行け」と告げる。雪平は家を飛び出すと、現場へ向かう。到着した雪平がそこで鳴っている公衆電話に出ると、別の場所へ行けと犯人からの指示が。そこには、美央が描いた東京タワーの絵が貼られていた。
 美央が人質になっていることが確実になり、指定された身代金の振込み先である雪平の口座番号の公表を決定。記者を集め会見を開こうとしたそのとき、雪平がやってくる。報道陣に向かい「身代金が無くても娘を救い出し、必ずお前を捕まえてやる!」と告げるが、取り押さえられ、口座番号は公表されてしまう。
 雪平の行動をテレビで見た和夫は、「何で、あんなバカなこと言ったんだ」と、電話をかけてきた。犯人の感情を逆なでさせ、コンタクトを取らせるための作戦だと雪平。すると、案の定、犯人から連絡があり、謎の指示を残す。娘で世間の同情を買えないのなら、美央と一緒にいる家政婦の牧村(木村多江)で同情を買えばいい。2年前、牧村の夫と娘が犠牲になった事故の加害者を探し出し、事件の真相を探り、その記事を明日の朝刊に載せろというのだ——。

キャスト

雪平夏見 … 篠原涼子
安藤一之 … 瑛太
小久保祐二 … 阿部サダヲ
蓮見杏奈 … 濱田マリ
     ●
三上 薫 … 加藤雅也
     ●
牧村紀世子 … 木村多江
山路哲夫 … 寺島 進
佐藤和夫 … 香川照之

スタッフ

■原作
 秦 建日子『推理小説』(河出書房新社)

■脚本
 佐藤嗣麻子

■演出
 小林義則(共同テレビ)
 高橋伸之(共同テレビ)
 植田泰史(共同テレビ)

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 稲田秀樹(共同テレビ)

■制作
 関西テレビ

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