海猿

第4回 2005年7月26日(火)放送 あらすじ

海に消えた想いを探せ!

 『ながれ』による沈没漁船の船長、徳永栄(本多晋)の捜索が打ち切られた。むなしい作業ゆえの気詰まりから解放された仙崎大輔(伊藤英明)は、心ならずもホッとする自分に気付く。
 早速、伊沢環菜(加藤あい)が仕事を終えるのを待ち受け、強引にデートを申し込む。店に入って、すぐそこに迫った自分の誕生日プレゼントなどについて楽しげにはしゃぐ大輔。しかし、店内で料理を運んでいるウエィターを見た大輔から笑顔が消える。徳永船長捜索の際、堤防でその進捗を見守る遺族の中にいた青年だった。青年の冷たい視線に大輔は彼の自分たちへの怒りを感じる。『ながれ』に帰った大輔は、先ほどの出来事を仲間に話すが、仲間たちには遺族のことは忘れろと言われてしまう。
 その数日後、徳永船長の遺体が発見された。潮の流れが速く遭難地点からかなり離れた場所での発見だった。その報告会で、徳永船長の息子、雅也(波岡一喜)が本部に現れ、捜索を続けろともめたことが明らかにされる。遺体が発見されたのになぜ……と保安官たちは不思議に感じる。
 気になる大輔は、現場近くの海岸へ。そこで見たのは、沖で素潜りを繰り返す雅也だった。岸に戻って来た雅也に大輔は声をかけるが、何も答えようとしない。仕方なく、海上保安官として周辺海域の危険性を伝え、注意をする大輔。それもまったく無視して雅也が行こうとすると、「もういい加減にして」と女性の声がした。雅也の母・曜子(大塚良重)だ。そして曜子が、側にいる大輔との関係を尋ねると、雅也は「カイホだよ」と吐き捨てるように言って去って行った。
 船に戻った大輔は、下川いわお(時任三郎)と池澤真樹(仲村トオル)に、雅也の様子を話す。すると二人とも、遺族とは必要以上に関わらないようにと大輔に注意を促した。
 それでも気になって仕方のない大輔は、非番の日に徳永宅を訪れ曜子に事情を聞く。曜子によると、雅也が探しているのは父親がいつも身に着けていたダイバーズウォッチで、発見された遺体にはなかったのだという。曜子は、時計を探す雅也の身を案じている。大輔は、環菜とのデートをキャンセルし、ダイビングショップで器材を借り個人的に雅也を手伝うことにした。環菜は怒りまくるし、雅也は逆に大輔の行為を不愉快に思う。しかも時計は見つからずに、落ち込む大輔。
 大輔が『ながれ』に帰ると下川に呼び出された。下川は、大輔の行動を「余計なおせっかい」と諭す。だが、大輔は捜索打ち切り直後にデートしている姿を雅也に見られてしまったせいで、海保が失望された。このままでは、自分に海上保安官の資格はないと本心を語る。下川は大輔の心情を察しつつも「事故が起きてからでは遅い。止めるんだ」と念を押した。
 大輔からデートの約束を破られ続け、怒りの収まらぬ環菜が『オーシャンズ』にいると、吉岡哲也(佐藤隆太)たちが現れた。大輔がいない中、吉岡たちが、大輔が落ち込んでいると話しているのを聞いて、何があったのかと問う環菜。大輔の事情を知った環菜は、怒っていた自分に恥ずかしさを覚える。
 大輔は、雅也が見える桟橋に再び赴く。大輔も止めるべきか手伝うべきか結論が出せない。沖に浮上してきた雅也の体力を心配する大輔は、もう潜るなと注意する。しかし、雅也から返事は無く、次の瞬間、力なく水中に沈んでいく…。「ブラックアウトだ!」。大輔は海へ飛び込んだ。
 病院に運ばれて手当てを受けた雅也に、大輔は「諦めよう」と声をかける。だが、父親を見捨てたと海保を恨み、大輔の行動も同情のフリと決め付ける雅也は「海保に諦めろなんていう資格あんのかッ」と行ってしまう。
 そのころ、下川は訓練計画の変更を勝田孝太郎艦長(夏八木勲)に提案していた。
その内容は「海底捜索訓練・捜索対象時計」というもの。「仙崎のためか?」という勝田の問いに、下川は肯定も否定もしない。ミーティングで訓練計画が発表された。全員それが何を意味するかに気が付く。池澤も「で、捜索方法は?」と前向き。大輔は涙を堪えて仲間たちに礼を言う。その訓練の日は大輔の誕生日だったが、環菜が提案してくれた誕生日のデートをまたしてもキャンセルするのだった。
 訓練の日、雅也は曜子が止めるのも聞かず、潜水ポイントに出かけようとした。そんな雅也を吉岡が海岸で「申し訳ないですが、今日はこの辺一帯が遊泳禁止です」と止める。「海上保安庁の訓練がありますから」と続ける吉岡が差し出した紙には「時計捜索」の文字が。雅也も曜子もそれが何を意味するか理解する。その時、沖には巡視船『ながれ』が姿を現し、捜索が開始される…。

キャスト

仙崎大輔(26) … 伊藤英明
伊沢環菜(25) … 加藤あい
下川いわお(42) … 時任三郎
池澤真樹(38) … 仲村トオル
勝田孝太郎(55) … 夏八木勲(特別出演)
吉岡哲也(23) … 佐藤隆太

肥後大作(50) … 伊武雅刀
光森千佳(27) … 佐藤仁美
津田晋平(44) … 益岡 徹
池澤尚子(32) … 芳本美代子
大野里江子(38) … 奥貫 薫
冬柴康介(32) … 鈴木一真

三宅弘城、平山祐介、坂本真、坂本あきら、飯田基祐、臼田あさ美、一木有海 ほか

スタッフ

■原作
 「海猿」(小学館・ヤングサンデーコミックス)
 佐藤秀峰 ※原案・取材 小森陽一

■脚本
 福田 靖

■演出
 羽住英一郎(ROBOT)
 小林義則(共同テレビ)

■音楽
 佐藤直紀

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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