1999年10月から始まった『つんくタウン』。日本の映画界に革命を起こそうと、従来にない切り口で次々と新しい映画を生み出す深夜のアカデミックなバラエティ番組、それが『つんくタウン』だ。レギュラー出演者は音楽プロデューサーにとどまらずマルチな活躍を続けるつんく♂、そして佐藤里佳アナ、人気構成作家の都築浩と鈴木おさむ。毎回この４人が小さなスタジオで、まるで本当の企画打ち合わせのように、いろいろなアイデアを出したり、検討したり…。時には脱線してお笑いしたり。そうした中からこれまでにユニークな映画が世に送り出されてきた。『つんくタウン』というネーミングから、ここの企画を～丁目とよんでいる。これらの映画は一般公開のほか、ＶＨＳやＤＶＤで発売されている。またいくつかの映画は世界各地で開催される映画祭にも出品。高い評価を得ている。この秋からはいよいよ８丁目企画と９丁目企画が動き出す。「８丁目企画」は、今年公開されたオムニバス形式の映画『東京★ざんす』（「６丁目企画」）の第２弾ともいえる作品。個性豊かな役者やタレントら６人がそれぞれ、「人がお金で動くとき、動かされる時」をテーマにして映画を撮る。タイトルは『マネーざんす』、６人の監督は、天野ひろゆき（キャイ～ン）、勝村政信、藤井秀剛、野沢直子、とよた真帆、飯田かずな。すでに映画はクランクアップしており、10月末に試写会が決まっている。いずれも低予算での制作ということで、各監督や企画者の腕の見せ所でもある。「９丁目企画」はモーニング娘の後藤真希、飯田圭織、矢口真理、辻　希美が出演する映画。こちらもすでに撮影終了。来年の公開に向け現在撮影中。このように続々新しい映画が誕生しているのだが、この『つんくタウン』の大立者、つんく♂自身の映画制作も実現の運びとなりそうな気配。以前からその意欲をみせていたつんく♂だが、どうやら「街」にこだわって撮影をしたい様子。さてどんな企画を考えているのか？番組ではそういった映画制作の裏側や誕生までの過程を紹介するとともに、各監督や出演者にスタジオに登場してもらい、進捗状況の報告などもお送りする。日本の映画界に次々と押し寄せる新しい波！　乞う、ご期待！！
１丁目企画
『まぐろのしっぽ』
監督　渡辺　聡
出演　斎藤陽一郎、藤谷文子、加藤晴彦、矢部浩之

２丁目企画
『ＧＯ－ＣＯＮ！』
監督　新谷暢之
出演　内山理名、高橋克典、篠原涼子、いかりや長介

３丁目企画
『生地獄』
監督　藤井　秀剛
出演　本田博仁、白石嘉子、平泉成

『ＬＯＶＥ／ＪＵＩＣＥ』
監督　新藤　風
出演　奥野ミカ、藤村ちか、西村秀俊

４丁目企画
『レズバラ』
日本語吹き替え　矢口真理、加護亜依、稲葉貴子

『トリップ』
日本語吹き替え　まこと、山口智充、ＳＩＬＶＡ

６丁目企画
『東京★ざんす』
製作総指揮、音楽監督　つんく♂
監督　松尾貴史、野沢直子、ケリー・チャン、山岸伸、日比野克彦、陣内孝則、飯田かずな