第9回 2007年3月13日(火)放送 あらすじ

妻が帰りたい場所

 妻の陶子(石田ゆり子)と正式に別居することになったハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、ひとり息子の力(加藤翼)とふたりだけの生活を始める。ハジメは、陶子が旅行に行ったと力に説明し、炊事や洗濯はもちろん、保育園の送り迎えなどを懸命にこなす。
 ある朝、保育園が振替休日であることを知らなかったハジメは、仕方なく力を編集部に連れて行く。それを見た編集長の小町(江波杏子)は、事情を察し、ハジメを励ます。実は小町は、妻に浮気されたQ&Aサイトの相談者がハジメであることも見抜いていた。
 心配した轟(沢村一樹)は、いつまでも陶子のことを力に言わないわけにはいかないのではないか、とハジメに尋ねた。ハジメは、そんな轟に、陶子のことを許すつもりだったがQ&Aサイトに書かれたある質問が頭から離れない、と告げる。それは、「あなたは、妻の他の男に抱かれたことを忘れることができるのですか?」という質問だった。
 そんな中、ハジメは、大学時代の後輩でもあるカメラマン・恵介(鈴木浩介)から、ハジメと陶子の仲人も務めた大学時代の恩師が亡くなったことを教えられる。ハジメは、陶子に連絡を取ると、力の世話を轟に任せて、通夜と告別式の手伝いをするために恩師が住んでいた八ヶ岳へと向かった。
 ハジメと陶子は、天文部時代の仲間であるノッチ(石井正則)たちと再会する。ハジメと陶子が別居していることなど知らないノッチたちは、ふたりとの再会を喜び、昔のようにハジメのことをからかったりしていた。
 同じころ、轟は、力を連れてハジメの家に戻る。するとそこに、玉子(ともさかりえ)がやってきた。互いに軽口を叩き合いながら食事の支度をする轟と玉子の姿を見ていた力は、パパとママはケンカをしたことがない、と言い出す。ケンカするほど仲がいい、と大好きなテレビ番組のキャラクターが言っていたらしい。それを聞いた玉子は、Q&Aサイトに、他の男に抱かれた妻を許すことができるのか、と書いたのは陶子なのではないか、と轟に告げる。そして玉子は、もしそうだとするなら本当は陶子もハジメの元に戻りたいのではないか、と続けた。
 ハジメたちは、恩師の弔いだと言って、天文部の仲間たちと一緒に星を見に行く。ハジメは、皆に気を遣って無理にはしゃいだりしていた。そんなハジメの姿を見つめていた陶子は、学生時代のことを思い出すが…。

キャスト

堂々ハジメ(35) … ユースケ・サンタマリア
三枝陶子(35) … 石田ゆり子
泉 玉子(32) … ともさかりえ
轟 真一郎(36) … 沢村一樹
   ・
河野恵介(32) … 鈴木浩介
馬場 敦(23) … 和田正人
堂々 力(6) … 加藤 翼
   ・
ノッチ … 石井正則
至宝君子(43) … 広田レオナ
   ・
小町ゆかり(50) … 江波杏子
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至宝 勝(43) … 西村雅彦

スタッフ

■原案
 今週、妻が浮気します
  GoAhead&Co.著

■脚本
 吉田智子

■企画
 中島久美子(フジテレビ)

■プロデュース
 小椋久雄(共同テレビ)

■演出
 村上正典(共同テレビ)

■音楽
 佐藤直紀

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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