第7回 2006年5月29日(月)放送 あらすじ

キャスター交代

 いつものように放送される『ザ・ニュース』。椿木春香(天海祐希)は、“女子大生失踪事件”のニュースの後、中継レポートに出た飛鳥望美(矢田亜希子)に、スタジオから呼びかけた。久々のレポートに張り切る望美が向かった先には、アスファルトを突き破って成長したニンジンの姿。望美は、道路の隣にニンジン畑を持つおじさん(市原清彦)にマイクを向ける。と、おじさんが自分の畑で取れたニンジンを商品化したと言って、ニンジン饅頭を望美に差し出し、望美に勧めた。しかし、望美は大のニンジン嫌い。ニンジン饅頭が番組のスポンサーだと気づいたサブ(※副調整室)から石場小吉(生瀬勝久)や紺野令子(須藤理彩)が絶対に食べさせるよう指示。春香からも食べるよう促された望美は、何とか口にするが、味を聞かれると「まずいです!」。呆れる春香。
 現場から戻ってスタッフに謝る望美に、柴田勝俊(児玉清)が持ってきたのはニンジン饅頭。営業から望美への差し入れだという。さらに柴田は、春香にお見合い写真を差し出した。それだけではなく、柴田は、結城雅人(谷原章介)にもお見合い写真を渡した様子。
 春香のお見合いの日。柄にも無く緊張感を見せる春香は、望美を無理やりお見合いに同席させた。春香の相手は、浜田(姜暢雄)という男。必死にしおらしく装おうとする春香の話をひと通り聞くと、浜田はさっさとお見合いを切り上げた。唖然とする春香に、「ただ会ってみたかっただけ。年上の女性と結婚する気はない」と平然と告げる浜田。あげく、浜田がサインを求めると春香がキレた。望美が春香を制する間に、浜田は退散。怒りの収まらない春香が、ふと、別のテーブルを見ると、そこでは雅人がお見合いをしていた。春香が、雅人に八つ当たりし、言い合いをはじめたふたりは、望美の目からは似たもの同士に映り…。
 そんな夜、解決しない“女子大生失踪事件”のVTRを見ながら『ザ・ニュース』スタッフが打ち合わせ。事件は、女子大生が資産家の娘であり、普段は無断外出がなく、彼女を連れ去る男の姿が目撃されていることから誘拐事件が疑われている。蟹原健介(玉木宏)が、誘拐事件としてトップニュースにしようと発言すると、春香が止めた。春香は、失踪した女子大生の部屋からペットのチワワもいなくなっていることに注目。誘拐事件とは断定できないと言い、さらなる裏取りをスタッフに指示する。
 しかし、その日の『ザ・ニュース』放送直後、警察が女子大生誘拐事件の捜査本部を設置。『ザ・ニュース』は、すでに誘拐事件として報道していた他局に、遅れを取ることになった。
 女子大生の名は沢村優衣(島村まみ)。連れ去ったと見られる男は瀬田敬一(根本慎太郎)という借金を抱えた男。優衣の両親は瀬田に見覚えはなく、春香が疑ったチワワも、脱走癖のあることが判明。春香は、雅人から叱責を受けることになる。
 それでも春香は誘拐事件として扱うことに疑いを持つのだが、その夜、瀬田が優衣をたてにコテージに立てこもったとの知らせが入る。春香は、立てこもり現場にマンションから直行した。
 深夜の報道センターは、立てこもり事件の進展に備えてスタッフが待機。そんな時、現場から、取材陣の将棋倒しに巻き込まれた春香が、頭を打って倒れたと連絡が入る。すぐさま、望美は春香のもとに走り、身の回りのケアを開始する。
 翌朝、一旦マンションに帰った望美が病院に戻ると、春香の姿がない。春香は、報道センターに行っていた。軽傷とは言え、一時は意識不明だった春香の身体を案ずる雅人。だが、春香は『ザ・ニュース』は自分がいないと始まらないと言い張る。すると、それを聞いていた柴田が春香を激しく叱責。柴田から、スタッフを信じるよう促された春香は、ひとつだけ願いがあると申し出る。それは、自分の代役を望美に務めさせるということだった…。

キャスト

天海祐希
矢田亜希子
玉木 宏
谷原章介
松下奈緒
松田翔太
田丸麻紀
  ・
須藤理彩
矢島健一
  ・
生瀬勝久
児玉 清

ほか

スタッフ

■脚本
 坂元裕二

■演出
 平野 眞

■プロデュース
 現王園佳正

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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