第5回 2006年5月15日(月)放送 あらすじ

狙われたオンナ

 椿木春香(天海祐希)は、相変わらず家事一切を飛鳥望美(矢田亜希子)に任せっぱなし。それどころか、春香は部屋を散らかし、望美が作った料理に好き嫌いを言ったりとやりたい放題。
 そんなある日、望美にバラエティー番組の大島プロデューサー(笠原浩夫)が接近。大島は、春香のコバンザメのようなことをしていてはダメだと、自分が新しく立ち上げる番組のメインパーソナリティーにならないかと望美を誘う。その矢先、望美は仕事上のミスを春香に厳しく叱責された。望美の心は揺れる。
 一方、望美を叱った春香のデスクに伝言メモが残されていた。それは、かつてディレクターとして、春香と一緒に仕事をしていた山岸猛夫(岸田真弥)がダーツに当たって怪我をして病院に担ぎ込まれたというものだ。春香は望美を連れて病院へ行こうとする。しかし、大島に言われた“コバンザメ”という言葉が引っかかる望美は、断ってしまう。
 春香と行動を別にした望美が、蟹原健介(玉木宏)や石場小吉(生瀬勝久)たちと報道センターにいると、神妙な顔つきをした結城雅人(谷原章介)が飛び込んできて、スタッフに「外に出るな」と告げる。CNBテレビに、報道局員を狙うという内容の脅迫状が送りつけられたのだ。雅人によると、脅迫状の送り主は、10年前に取り立て屋をダーツで刺し殺した罪で逮捕された保阪敏行(福本伸一)。保阪は、誤認逮捕を訴え、逮捕につながるスクープを報道したCNBの番組に恨みを抱いている様子。そして脅迫状では、春香と柴田勝俊局長(児玉清)、山岸を、名指しで“許さない”としていた。その山岸は、すでにダーツで大怪我を負っている。と、雅人の携帯電話が着信。軽傷で済んだとはいうものの、柴田もダーツの犠牲になっていた。望美は、一人で出かけた春香に緊急の連絡を入れて…。
 翌日、春香は望美と健介、雅人とともに柴田を見舞う。そこで望美と健介は、春香たちから10年前の事件の詳細を聞かされた。ベッドから柴田は、春香に注意を促す。だが、先週出所したきり、保阪が一度も家に帰っていないことを知った春香は、家族に取材に行くと言い出す。雅人の制止も聞かずに飛び出す春香を望美と健介が追った。
 保阪の家は銭湯を経営していた。マスコミや警察車両に囲まれながらも、細々と営業する銭湯に、春香たちは客を装って潜入する。番台で春香たちを迎えたのは、保阪の妻、智世(りょう)。智世は、春香の顔を見るなり、出て行けと言い放つ。あからさまな取材拒否。その時、智世の息子、大輔(深澤嵐)が現れて…。

キャスト

天海祐希
矢田亜希子
玉木 宏
谷原章介
松下奈緒
松田翔太
田丸麻紀
  ・
須藤理彩
矢島健一
  ・
生瀬勝久
児玉 清

ほか

スタッフ

■脚本
 坂元裕二

■演出
 平野 眞

■プロデュース
 現王園佳正

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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