第3回 2006年5月1日(月)放送 あらすじ

恋愛運ゼロの逆襲

 出社前の椿木春香(天海祐希)が書類を捜している傍らで、飛鳥望美(矢田亜希子)はテレビ番組の占いコーナーを見ていた。春香の星座は乙女座で望美は双子座。この日の占いでは、2人の星座は最下位争い。結果、春香の乙女座が最下位で、しかも今までにないような悪運が暗示されていた。占いは信じないと言う春香だが…。
 折りしも、その日オンエアの『ザ・ニュース』がゲストに迎えたのは、人気占星術師の宮部天花(黒田福美)。占いを信じないはずの春香だが、耳には今朝の番組でラッキーアイテムと紹介されたハートのピアスが光る。
 天花を招いての人物紹介コーナーが始まった。春香が質問をぶつけると、天花は春香が自分の占いに疑問を抱いていると主張し、サブキャスター野原芽衣(松下奈緒)をその場で占いだす。芽衣は、天花が自分の現状をことごとく言い当てることに感心するが、春香は、アナウンサーのような仕事をしている女性は大抵同じような悩みを抱えているものだ、と冷静に指摘する。憤慨した天花は、勝手に春香を占い始め、全ての運勢が最悪の未来だと言い放つ。しかも運勢を変えるためには改名が必要だと…。天花が春香に与えた改名後の名前は、口にするのがはばかられるようなものだった。
 次の日、出社した望美は蟹原健介(玉木宏)にデートに誘われる。だが、突然改まった雰囲気でデートに誘う健介の真意が望美には分からない。
 一方、スタッフルームでは昨日の春香の改名の件で、石場小吉(生瀬勝久)たちが盛り上がっていた。石場が調子に乗ってスタッフと爆笑していると、春香が現れた。そんな時、健介の携帯電話が着信。昨日の番組を見た友達からで、天花の占いはインチキだと訴えてきたのだ。天花に金を騙し取られたとの話に、春香が飛びつく。春香は、健介とともに、早速その友人に会いに行く。
 とあるレストランで、春香と健介が会ったのは沢木和美(中村栄子)と正美(中園友乃)。和美と知り合いの健介は、正美という妹の存在を知り、その美しさにドキドキ。春香が訴えの内容を促すと、正美が語りだした。正美によると、和美が騙し取られたのは亡き両親の遺した家。警察にも相談したが、取り合ってくれないと言う。他に頼るところがないと手を取って訴え続ける正美に、健介は天花の取材を約束。春香も、騙された経緯を聞き始めた。
 春香たちスタッフが焼鳥屋『一石三鳥』にいると、健介の代わりに別取材に行かされた望美もやって来る。春香は、健介が相談者の正美に惚れたらしいと望美に話す。大慌てで否定する健介だが、そこに正美からメールが来て、さらに芽衣たちにまでからかわれてしまう。それでも天花の詐欺を番組で証明しようと訴える健介に、春香も渋々頷くが…。そこに、角高孝男(矢島健一)が、ある代議士のインサイダー取引疑惑を持ち込んだ。迷わず飛びつく春香は、天花の件を望美と健介に任せてしまう。
 望美と健介は、伊賀俊平(松田翔太)と天花邸への潜入取材を敢行。しかし、健介らの目論見が天花にバレてしまい、天花の怒りは再び春香まで巻き込んで…。

キャスト

天海祐希
矢田亜希子
玉木 宏
谷原章介
松下奈緒
松田翔太
田丸麻紀
  ・
須藤理彩
矢島健一
  ・
生瀬勝久
児玉 清

ほか

スタッフ

■脚本
 坂元裕二

■演出
 葉山浩樹

■プロデュース
 現王園佳正

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

バックナンバー