第3回 2003年10月21日(火)放送 あらすじ

#3 隣の夫との禁断の関係

 “タクママ”こと光恵(かとうあつき)が自転車で転倒し、全治2ヵ月の重傷を負った。自転車に乗っていた光恵は、何者かが道路に張ったピアノ線のようなものに引っかかって転倒したのだ。悪質極まりないイタズラだった。
 そんな折、今度はタクママ派と対立してた“ナオママ”法子(菊田由美子)や“ワタママ”由里(中坪由起子)のバッグが突然燃え上がり、ふたりとも火傷を負うという事件が起こった。どうやら、バッグに特殊な薬品を投げ込まれたらしい。

 出版社に勤める親友の樹里(戸田菜穂)から、元モデルの幸せな結婚生活についてのエッセイを書いてほしい、と依頼されていた梓(夏川結衣)は、野菜の共同購入システムについて調べようと希里が丘町のサイトを見ていた。ふとそのサイトの掲示板をのぞくと、そこでも光恵や法子たちの事件が大きな話題になっていた。するとその中に、一連の事件の犯人として梓に疑いの目を向ける書き込みがなされていた。
 ほどなく、梓の元にふたりの警察官がやってきた。家の前の通りには、町内会長の睦子(鷲尾真知子)や、美佐江(久保田磨希)たち近所の主婦の姿もあった。梓は、知らない間に犯人扱いされていたのだ。
 この件で、姑の志摩子(梶芽衣子)からも嫌味を言われる梓。その時、梓は、鈴(山田夏海)のようすがおかしいことに気づく。ひとりでバスルーム行き、何かを洗っている鈴。それは、同じ幼稚園に通う園児たちに落書きされた運動靴だった。梓は、泣きながらあやまる鈴の姿に、強く胸を痛める。

 同じ頃、欧太郎(ユースケ・サンタマリア)の会社「ヘルパーズ・ネット」では、数馬(北村一輝)を正式に経営コンサルタントに迎えていた。数馬が作成した事業計画書のおかげで、信金からも融資を受けられそうな状況になり、欧太郎も大喜びだ。
 そんな中、梓が近所の主婦たちから中傷されていることや、鈴に対する陰湿ないじめを知った欧太郎は、会社を休むからみんなで遊園地に遊びに行こうと提案する。

 一方、元判事の草間(いかりや長介)とフリーライターの里美(佐藤藍子)は、30年前に霧子村で起きた一家惨殺事件の真相を追って、希里が丘町にある古びたラブホテル「ホテルカリフォルニア」にいた。霧子村とは、現在の希里が丘町だ。そしてこのホテルこそ、事件を追っていた刑事のひとりで、里美の父親でもある雅夫が、蒸発する前、最後に立ち寄った場所だった。

キャスト

夏川結衣
ユースケ・サンタマリア
北村一輝
白石美帆
佐藤藍子
  ・
戸田菜穂
高知東生
  ・
火野正平
梶 芽衣子
  ・
いかりや長介

スタッフ

■脚本
  坂元裕二
■音楽
  石田勝範
■プロデュース
  鈴木吉弘
■演出
  林 徹
  成田 岳

バックナンバー