第4回 2009年11月9日(月)放送 あらすじ

宿敵からの挑戦状

 高倉奏(小栗旬)と工藤マルオ(水嶋ヒロ)は、主婦相手の麻薬売買がスーパーのタイムセールの混乱に乗じて行われているとの情報を得る。早速、タイムセールに紛れ込んで取引現場を目撃し、売人と主婦を捕らえた。
 特殊捜査課で鈴江光男(志賀廣太郎)が2人を取り調べるが、奏の追う神野の組織とは無関係だった。そんな特殊捜査課で、結婚相談所に申し込もうとしている舞島ミサ(大塚寧々)にマルオが突っ込みを入れていると、大友幸三(三浦友和)と益子礼二(東幹久)が新たな事件の発生を告げる。食品会社に製品への毒物混入をほのめかし、金を要求する脅迫状が届いたのだ。脅迫状には青酸カリが同封されていた。古いタイプのワープロで書かれた文章の横には、コックのマークが描かれている。大友から心象を尋ねられた舞島は、田村(板尾創路)を思い出した。
 ミーティング後、奏を呼んだ大友は英字で書かれた資料を渡す。資料の上には宮田淳二(高杉亘)の写真。神野の組織幹部の宮田が、ニューヨークから日本へ来ているらしい。大友は、特殊捜査課の職務に支障をきたさぬよう、宮田を追うことを奏に許す。
 その頃、松永由岐(吉高由里子)の働くレストランで彼女のお目付け役をする堀川経一(勝地涼)は、落ち込んでいる様子。堀川の恋人、田中真紀(臼田あさ美)の目からも明らか。堀川は、由岐の警護も仕事と割り切ろうとするのだが、特殊捜査課らしい仕事が出来ないことが原因だった。そんな時、由岐は誤って客の書類にコーヒーをこぼしてしまう。店長(山崎樹範)や堀川も謝るのだが、客の怒りは収まらない。そんな客を上手くとりなしたのは、吉村を名乗る甲斐崎ヒロト(水上剣星)だった。
 夜、由岐は帰宅したマルオに酒を飲みながら店での話をする。吉村をほめて、堀川の警護はいらないと言う由岐にマルオは反対。自分のことだけを考えていれば良いと言うマルオを頼もしがる由岐は、酔いも手伝ってしなだれかかった。そんな由岐に、マルオはいつもの調子を乱してしまう。
 翌日、食品会社に犯人から現金受け渡しの手紙が届く。田村のアパートも張っているのだが、本人の気配はなかった。受け渡しには、珍しく舞島が行くと名乗りを上げる。心配しながら大友は許可。
 奏とマルオは、由岐のレストランで鈴江から舞島と田村の経緯を聞く。鈴江によると、田村はかつて企業脅迫事件を次々に成功させた男。執拗に田村を追っていた舞島は、自分の結婚式も放り出して事件を解決した。だが、舞島は田村の逮捕は出来たものの結婚を破談にしてしまう。それ以来、舞島は事件に深く関与しなくなってしまった。そんな話を聞きながらも、マルオは由岐を目で追ってしまう。
 その夜、由岐は西岡ゆり(ともさかりえ)の診察を受ける。友達はできたかとの問いに、吉村を挙げる由岐。そんな由岐に奏は、マルオとゆりの制止も聞かず宮田の写真を突きつける。由岐は、奏にとって自分は神野を追い詰める道具でしかないと落胆。
 食品会社脅迫犯の指定した現金受け渡しが、とある公園で始まる。捜査員たちの警戒を尻目に、犯人は舞島から現金を奪取。しかし、奏の機転で犯人の車を抑えた。運転していた男は1人。だが、男は見知らぬ男に銃で脅されてやっただけだと言う。銃を持ち出したことに田村の犯行を疑う大友。食品会社を調べていた奏は、あることに気づいて益子に調査を頼む。
 一方、隠れ家とする地下のバーで吉村の仮面を脱いだ甲斐崎と部下の下山(石川裕一)の前には、縛り上げられた宮田がいた。組織幹部の宮田を縛り上げる甲斐崎たちの意図とは…。
 現金受け渡しに失敗した企業脅迫犯は、毒入り製品のバラ巻きを始めた。奏は舞島に犯人は田村ではないのではないかと聞く。そんな時、当の田村から特殊捜査課に電話が入った。

キャスト

小栗 旬
水嶋ヒロ
吉高由里子
勝地 涼
東 幹久
志賀廣太郎
臼田あさ美
   ○
ともさかりえ
   ○
水上剣星
矢崎 広
川口春奈
吉村卓也
   ○
田中好子(特別出演)
大塚寧々
三浦友和

スタッフ

■脚本
 福田雄一

■演出
 成田 岳
 石井祐介

■音楽
 Rita-iota

■プロデュース
 鹿内 植

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