「自己肯定感」とは、長所や短所も含めて「自分は今のままでいい」「自分のことが大好き」とありのままの自分を丸ごと肯定する感情のことで、自分らしく豊かな人生を送るために大切なものです。子どもの自己肯定感を育むためには、毎日を楽しく笑って過ごしましょう。すると、子どもは「楽しいな、幸せだな、自分はここにいていいんだ」と思えて、自己肯定感が上がります。最近注目されているのが「ハピネスアドバンテージ」です。「幸せな状態は有利」という概念で「楽しく過ごせていると勉強への集中力が上がって、学力も上がる」という研究結果もあります。つい叱りがちなしつけの面でも、歌や踊り、ゲーム的要素を取り入れたりして、叱らなくてもすむように心がけてみてください。
気を付けたいのが、子どもが可愛いからと、いじったりからかったりしてしまうことです。たとえ親に悪気がなくても、子どもは深く傷つき、親に対する不信感が募ったりします。笑って、楽しく毎日を過ごしていると、自己肯定感がどんどん上がり、幸せホルモンが出やすい「幸せ体質」になります。将来というのは形あるものではなくて、今この時、まさに現在進行で将来を作っているんです。ですから、今この時を親子で楽しく幸せに過ごしていたら「幸せ体質」になって、その延長線上にある将来も、子どもは自然と「自己肯定感」を持ち、楽しく幸せに生きていけると思います。