第8回 2009年6月2日(火)放送 あらすじ

二人のお父さん

 春男(阿部寛)が働いていると、さち(大橋のぞみ)が算数のテストの点数が悪かったと沈んだ様子で帰ってきた。理由を聞いた春男は、康史(遠藤憲一)に勉強を教えてやれと訴える。春男に言われたことを悔しく思いながらも、康史はさちを優しく励まして勉強を教える約束をする。ところが、さちは康史に内緒にしていた点数を春男が告げ口したと怒り、春男に絶交を言い渡した。微妙にショックを受けてすねる春男。一方、移動式ワッフル屋を始めたもののチンピラの安田に因縁をつけられ10万円を払う約束をしてしまった栞(吉高由里子)と勇樹(遠藤雄弥)は、翌日に期日が迫っているのにお金が工面できず途方に暮れていた。絶交のショックの余韻なのか、仕事から帰ってきても栞たちにまったく関心を示さない春男にいら立つ栞。
 ある日、康史が春男に仕事に対する熱意が感じられないと注意をするが、春男は労働時間が長いと反発し、明日からは残業はしないと言い切る。そこにさちが帰ってきた。学校で作ったという折り紙の動物を康史と恵一(村上剛基)にプレゼントするが、絶交中の春男には何も無い。しょんぼりした様子の春男を見た佳奈子(白石美帆)は、さちの絶交は2日くらいで解けるはずだとさりげなく励ます。それと同時に、さちの父親と名乗ることも出来ずにここで働いていて本当にいいのかと問う。春男はそれに答えず、佳奈子に母親になれなくていいのかと逆に質問する。あてずっぽうで言った春男だったが、核心をつかれて激しく動揺した佳奈子はとにかく早く辞めて欲しいと言って去っていく。
 お金を払う約束の日になり、安岡竜也(デビット伊東)の店で安田と会っていた栞と勇樹が、用意できた3万円を渡すと、安田は栞に何か持ちかけてきた。渋々ながら承知する栞。同じ頃、「むらかみベーカーリー」では明後日の大量注文が入っていた。康史は今日から仕込みを始めると気合い満々だが、春男は昨日の宣言通りに残業はしないと帰る準備を始めた。その時、春男に竜也から電話がかかってきた。栞がチンピラと会っていてかなり危険な状況になっていると告げる。何のことかわからず詳細を聞こうとする春男だが…。

キャスト

佐倉春男  … 阿部 寛
村上さち … 大橋のぞみ
西田 栞 … 吉高由里子
小島勇樹 … 遠藤雄弥 
高村真理子 … 紺野まひる
安岡竜也 … デビット伊東
高村佳奈子 … 白石美帆
村上康史 … 遠藤憲一

スタッフ

■脚本
 尾崎将也

■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 吉條英希(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 伊藤達哉(MMJ)

■演出
 三宅喜重(関西テレビ)

■音楽
 仲西 匡

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