第3回 2006年7月18日(火)放送 あらすじ

お金を使って悪いか

 ある夜、ビデオ店で夏美(夏川結衣)に遭遇した信介(阿部寛)は、その帰り道、夏美が不動産屋の前でマンションの物件を物色しているところを目撃する。信介に「2LDKか。独身のままでもいいし、万が一結婚しても一緒に住める」と言われた夏美は「万が一ってどういう意味でしょうか」と言い返す。
 次の日、育代(草笛光子)が夏美の診察を受けにやって来た。実は圭子(三浦理恵子)に「早坂先生はどうなの?」と言われて以来、夏美のことが気になり、偵察にやって来たのだ。夏美を気に入った育代は、「あの子、私に似てシャイなものですから、なかなかいいご縁がなくて…」と言うと、信介が載っている雑誌の切り抜きなどで散々信介のことを宣伝すると、2人が会う機会を作るためにわざと扇子を置き忘れて帰ってしまう。
 一方、叔父が払ってくれていると思い込んでいたマンションの修繕積み立て費を滞納したみちる(国仲涼子)は窮地に立たされていた。マンションのエレベーター前で偶然一緒になった信介にみちるは愚痴をこぼしてしまう。そんな中、みちるは英治(塚本高史)に頼まれて、摩耶(高島礼子)の部下で英治の恋人、沙織(さくら)と会うことになった。沙織の誤解は解けたものの、英治はいつもと様子が違うみちるのことが気になってしまう。
 その頃、信介と夏美も喫茶店で落ち合っていた。だが、夏美が肝心の扇子を持って来るのを忘れてしまった。せっかくだからお茶でも…という夏美に、育代の作戦に気づいている信介は「ここでお茶飲むとオフクロの作戦通りなんで」と言い放ち、さっさと帰ってしまう。夏美が呆然と信介を見送っていると、みちるから電話がかかってきて2人は落ち合うことに。買い物を楽しんでいると、帽子店に信介がいた。しばらく観察していると、信介はありえないセンスの帽子を次々と試着。「うわあ、ジジくさ~」と顔をしかめるみちると夏美。さらに怪し気な帽子をかぶる信介に「それじゃあ、まるで犯罪者だって」と盛り上がる2人。まさかと思っていると、その中の1つを買い、2人は唖然。何も知らない信介は満足げにレジで1万5000円も支払っていた。
 信介は仕事に戻り、当初、予算のかねあいで渋っていたクライアントの設計プランを、自分の設計哲学は曲げず、コストを減らす案を考え出した。その連絡を受けて上機嫌の摩耶は、とあるマンションのモデルルームを見学している夏美と遭遇。マンションを買うべきか迷っている夏美に、摩耶は信介の手がけた家の写真を見せ、彼の意外な家へのこだわりを聞かせるのだった。
 一方、中川家での夕食後、1人でバーに立ち寄った信介は、帰り道、スナックからホステスらしい格好をしたみちるが出て来るところを目撃して…。

キャスト

桑野信介 … 阿部 寛
早坂夏美 … 夏川結衣
田村みちる … 国仲涼子
村上英治 … 塚本高史
中川良雄 … 尾美としのり
中川圭子 … 三浦理恵子
吉川沙織 … さくら
金田裕之 … 高知東生
西村千鶴 … SHEILA
桑野育代 … 草笛光子(特別出演)
沢崎摩耶 … 高島礼子

スタッフ

■脚本
 尾崎将也

■演出
 三宅喜重(関西テレビ)
 小松隆志(MMJ)
 植田 尚(MMJ)

■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 伊藤達哉(MMJ)

■制作
 関西テレビ
 メディアミックス・ジャパン

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