春菜（黒木メイサ）同様自分自身も結婚前に相手に去られてしまう、という辛い経験をしている純平（香取慎吾）は、「必ず幸せにしてみせる」と春菜（黒木メイサ）に宣言してから、春菜の幸せのために過去の恋の傷を乗り越えてもらえるよう、全力で励ますのだった。
　そんなまっすぐな気持ちをぶつけてくる純平に春菜も次第に心を許すようになるのだった。
　同じ頃、結婚情報サービス「B－ring」に入会してきた謎の男、矢代（藤木直人）は「B－ring」を訪れていた春菜を見つけるなりいきなり「僕とお見合いしませんか」と声をかける。
　純平もさすがに動揺を隠せず矢代担当のまりか（仲里依紗）も驚くのだったが、矢代はいっこうに解せず、春菜を紹介してほしいの一点張り。
　そんな時、純平が春菜に最初に紹介したものの春菜の美しさの前におじけづいて逃げ出してしまった男性・小松原（大倉孝二）が、春菜ともう一度お見合いをさせてほしいと訴えてきた。純平は思案した結果、「お見合い合コン」を思いつく。純平は緊張しがちな小松原の負担を軽くしてあげようと、3対3の合コン形式によるお見合いを提案、小松原の他、矢代にも参加してもらうことにしたのだ。
　積極的に春菜に迫る矢代や他の男性を前にして、小松原はここでも引いてしまい、部屋の隅に縮こまっていた。必死に前にでるよう応援する純平。
　そんな小松原に意外にも春菜の方が声をかけてきた。「デートしましょう」と小松原を誘う春菜の行動を見て、矢代もそして純平も驚きを隠せないのだった。
　純平の母・美津枝（原田美枝子）は純平の部屋で見つけた美術展を訪れる。時を同じくして、春菜の部屋で見つけた美術展のチケットを持って訪れていた春菜の父・匠悟（小林薫）とふと目が合うのだった。美津枝と匠悟の間にも何かが始まる予感が漂うのだった…。