終戦70年「私たちに戦争を教えてください」小栗、松坂、福士、有村、広瀬が伝える
終戦70年「私たちに戦争を教えてください」小栗、松坂、福士、有村、広瀬が伝える
2015年8月15日(土)放送終了

放送内容詳細

戦争を知る生き証人の世代が減少し、対照的に戦争を知らない世代が増加している。この番組は戦争を知らない若者5人が、自分と同じ年頃を戦争のまっただ中で過ごした戦争体験者に会い、自分の言葉で問いかけ、戦争とは何かを学んでいく番組。
戦争を知らない世代の代表として、小栗旬、松坂桃李、福士蒼汰、有村架純、広瀬すずという今最も影響力のある5人が「いま、会っておかなければいけない人がいる。今日、聞いておかなければいけない声がある」という番組コンセプトを自ら体現していく。

〇小栗旬
「なぜ、戦争が始まったのですか?」
取材地:パールハーバー、長野
小栗が真珠湾攻撃に参加した元ゼロ戦「天才」パイロット、原田要氏と、パールハーバーで攻撃を受けた米海軍戦艦アリゾナの元乗組員などに話を聞く。
撃ち落としてしまった相手のことを思い、今も心を痛める原田氏の本当の思いとは。小栗が迫る。

〇松坂桃李
「玉砕ってなんですか?」
取材地:パラオ・ペリリュー島他
約1万人の日本兵のうち、生存者わずか446名というパラオの激戦地ペリリュー島へ松坂が飛ぶ。そこで、生存者のうちの1人となった元日本軍兵士、土田喜代一氏に話を聞く。最初は語りかける言葉も出なかった松坂だったが、ついには兵士として人を殺さなければならないという現実に、いかに向き合ったのかと問いかける。さらに土田氏と、当時土田氏に日本の敗戦を告げ収容した元米軍兵士と68年目に再会をはたす様子も取材する。

〇福士蒼汰
「特攻ってなんですか?」
取材地:東京・市ヶ谷/鹿児島・鹿屋基地
「原子爆弾が落とされた日知っていますか?」
取材地:広島
福士は神風特攻隊の生存者、千玄室氏に出会う。千氏は、生き残ったものの、多くの友人を亡くした喪失感をいまだに抱き続けているという。「今も仲間の声が聞こえる、顔が思い浮かぶ」という千氏の言葉に涙が止まらない福士。今回の番組を契機に戦争について初めて家族に話を聞き、実は、福士の祖父も特攻隊員の候補だったと知って驚いたという。
さらに福士は広島に向かい、原爆投下から3日後には走っていた路面電車、通称「被爆電車」の運転手だった女性たちに出会う。当時まだ10代だったお2人、増野幸子氏、児玉豊子氏の言葉に耳を傾ける。

〇有村架純
「少女は沖縄で何を見たのですか?」
取材地:沖縄
有村架純は国内最大の地上戦の舞台、沖縄に飛び、悲惨な地上戦の中を生き抜いた1人の女性と出会う。激戦地で逃亡の途中、家族とはぐれ、たった1人で戦場をさまようことになった幼い少女が見た光景、それはあまりに壮絶なものだった。

〇広瀬すず
「特攻隊員との淡い恋」
取材地:福島
広瀬は目の前に死が迫る特攻隊員と交流を深めた女性に出会う。福島の原町陸軍飛行場近くにあった牛乳店の看板娘、当時15歳の加藤美喜子氏は、交流を深め、文通をしていた。特に加藤氏の心に刻まれた特攻隊員との淡い恋、そして別れについて話を伺い、広瀬はあることを決意する。

○イエリン晴羅の旅
元米軍パイロット、ジェリー・イエリン氏(当時15歳)の孫、イエリン晴羅さん(18歳)に取材。祖父は真珠湾攻撃の後、軍に志願しやがて東京大空襲に参加することに。ジェリー氏を祖父に持ち、米国人の父と日本人の母を持つイエリン晴羅さんは、今回祖父に話を聞きに行く旅にでた。まっすぐなまなざしで、ある使命感に燃えるイエリン晴羅さんに同世代の広瀬が話を聞く。
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出演者

スタッフ

【編成】
増本淳

【プロデュース】
成田一樹

【制作】
フジテレビ情報制作局