薔薇のない花屋
薔薇のない花屋
2008年3月24日(月)放送終了

番組紹介

 あの不朽の名作『ひとつ屋根の下』から15年、野島伸司の脚本によるヒューマンラブストーリー『薔薇のない花屋』を2008年1月より、主演に香取慎吾を迎え放送することとなった。『ひとつ屋根の下』の放送開始が1993年。あれから15年、再び、ヒューマンラブストーリーをテーマとし、存分に野島ワールドを展開していく。
 香取慎吾の連続ドラマ主演は2006年フジテレビ放送の『西遊記』以来だが、“人間”の役(?)での連続ドラマは2002年1月7日~3月18日まで放送された『人にやさしく』以来となる。しかも今回香取慎吾が演じるのは、一人娘を大事に育てる初の父親役。娘のために全てを犠牲にし、愛情を注ぎ続ける香取慎吾の演技が話題になることは必至と思われる。
 さらにヒロインには、香取慎吾と初共演となる竹内結子が、2005年1月クール放送の『不機嫌なジーン』以来3年ぶりの登場となり、連ドラ女王として久々の好演が待たれるところだ。
 物語は、小さな花屋を営みながら8歳になる一人娘を男手ひとつで育てている物静かな男(香取慎吾)のもとに、ある日突然、盲目の美しい女性(竹内結子)が現れるところから始まる。ヒューマンラブをテーマに、香取慎吾親子と二人を取り巻くさまざまな人たちにより、さまざまな愛の形が描かれていく。
 香取慎吾は今回のドラマ主演について、「お父さんに関しては、今までも“お父さん”の感じの役が多かったので、“初”な感じはしません」と気負わずに父親役に向かい合っている様子を語りつつ、さらにドラマについては、「今回のドラマでは、ヒューマンラブストーリーということで愛のあるそれぞれの人生を描いていきます。生きているといろいろなことがあって、一人一人全ての人間が主役である、そんなドラマになったらな、と思います。皆さんの生活もそうだと思いますが皆誰もが主役です。ドラマを通して、いろいろな愛の形、人生の形を見せられたらと思います」とドラマへの思いを語ってくれた。
 また野島伸司脚本作品は、『未成年』(TBS 1995年10月13日~12月22日放送)以来で、「野島さんとのお仕事は約12年ぶりとなり、久しぶりでうれしいです。すごく好きな世界なのでどっぷりと野島ワールドにつかりたいと思います」と野島脚本を楽しみに待っているようだ。
 ヒューマンラブを紡ぎ出すキャストには豪華かつ多彩な顔ぶれがそろっている。香取慎吾の娘が通う小学校の教師役を演じるのは釈由美子。明るく正義感の強い教師役という今までにない役どころ。教師という立場を超えて香取親子を支援していく。さらに、若手としてドラマに映画に大活躍中の松田翔太も出演。香取慎吾に救われ、香取親子のもとに転がり込み、居候することになる。 釈に恋心を抱くハードボイルド気取りの喫茶店マスターには寺島進が。親子のよき理解者として頼りがいのある一面と恋にはピュアという面をも併せ持ち、味のある演技を披露してくれるはず。また、花屋を営む香取慎吾に花についての知識を授け、香取親子を温かく見守る女性に池内淳子。さらには三浦友和が、大病院の院長として香取慎吾の人生に大きく関わる謎の多い重要な役を演じる。三浦友和のフジテレビ連続ドラマへの出演は1980年以来、実に28年ぶりとなる。これら重鎮たちが脇をがっちり固め、ドラマに深みを与えてくれることは間違いない。
 また、今回演出を務める中江功は、これまでも『Dr. コトー診療所』などさまざまな作品でドラマ史上に残る感動を呼んできた演出家であり、今回の作品について、「最近は《元気印男》の印象が強い香取さんですが、今回は彼が本来持っている《繊細な男性》を見せられたら、と思っています。竹内さんをはじめとした他キャストとの組み合わせも新鮮で楽しみです。野島さんの本は、それぞれのキャラクターが魅力的でほのぼのとして切なく、月9らしい王道でありながら新しいモノに仕上がっており、今からクランクインが楽しみです」と語っている。
 香取慎吾を中心に、初共演同士の顔合わせによるキャスティングの妙も加わり、親子愛、隣人愛、兄弟愛などさまざまな愛の形が感動を呼びそうだ。
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出演者

香取慎吾  汐見英治
竹内結子  白戸美桜
釈 由美子  小野優貴
松田翔太  工藤直哉
  /
本仮屋ユイカ  彼女
八木優希  汐見 雫 
今井悠貴  広田省吾
  ・ 
尾藤イサオ  平川辰巳
  /
寺島 進  四条健吾
  ・
池内淳子  菱田桂子
三浦友和  安西輝夫

スタッフ

■脚本
 野島伸司

■演出
 中江 功

■プロデュース
 関 卓也
 稲田秀樹

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビジョン

楽曲紹介

■主題歌
 山下達郎
 『ずっと一緒さ』
 (ワーナーミュージック・ジャパン)