愛讐のロメラ
愛讐のロメラ
2008年12月26日(金)放送終了

番組紹介

人を憎み恨むのは、
そこに愛があるから…

【番組内容】
 物語のヒロイン七瀬珠希は、自らの「愛」を全うするために、敢えて憎まれ、そして恨まれる生き方を選んでいきます。この物語は、人が「憎しみ」や「恨み」という心の闇を抜け、再び「愛」に巡り合うことができるのか…を世に問いかけるドラマです。


 昭和59年。父を事故で亡くし、母も家出をしてしまった中、珠希は幼い弟・亮太を抱え、日々の生活に苦しんでいました。貧しさや心細さに押し潰されそうになりながらも「弟のことはなんとしても自分が守りたい。」という思いが珠希を奮い立たせていました。
 そんなある日、母の訃報が入ります。駆けつけた病院で目の当たりにしたのは、変わり果てた母の姿…。そこで自殺という驚愕の事実を知らされるのでした。
 打ちひしがれる珠希に、病院長の息子・加賀見恭介は声をかけます。彼の優しさに触れたことで、再び生きる希望を持ち、そして心惹かれていきます。
 しかし、ほのかな恋心は一瞬にして消えます。自殺した珠希の母と、病院長である恭介の父・加賀見英夫が不倫関係にあり、母は成就できない「愛」に疲れ果て、二人の子供を残して死を選択したと知ったのです。
 珠希は母を死に追いやった英夫を憎み、その息子である恭介の優しさをも拒絶するようになります。
 この憎しみが新たな憎しみを生み、さらに恨みへと姿を変えていき、さまざまな人の思いに絡め取られるかのように二人を波乱の渦へと巻き込んでいきます。
 どんな苦境の地であれ、決して逃げたりはしない彼女の生きざまは、まさに自らの「愛」を貫く過酷な巡礼の旅だったのです。憎しみ合い、そして恨み合う珠希と恭介の間に、再び「愛」がよみがえる日は訪れるのでしょうか…。二人の心の闇が複雑に交錯するサスペンス・グランド・ロマンです!

 ヒロインの七瀬珠希には、CMで注目を集め、映画や舞台に活動の幅を広げるいとうあいこ。
「隠し持っていた私の一部分を見てほしいと思います。」と本人が語るように、清純なイメージのある彼女がこのドラマでどんな変化を見せるのか期待されます。
 憎しみや恨みを超えて珠希を愛する加賀見恭介には、モデルから本格的な演技に挑戦する相葉健次、父で大病院〔加賀見病院〕の院長・英夫は名高達男、その妻・映子はいしのようこが演じます。
 英夫の弟・謙治役うじきつよしは昼ドラ初出演。収録を前に「自分の醜い部分もさらけださなければ演じきれないと覚悟しています。」と決意を語りました。
 謙治と内縁の妻である小暮恵(北原佐和子)の子・悟は、恭介とは別の立場で珠希に思いを寄せています。悟役は端正な顔立ちで成長著しい俳優、渋江譲二が務めます。
 また、珠希の弟・亮太はTVドラマ初挑戦の龍弥と、3人の若手男性俳優にも女性から熱い視線が集まりそうです。
 フィクションだからこそ、このドラマは人間が抱く心の闇に鋭く切り込み、時を経て恩讐の思いがたどり着く新たな境地に至るまで、しっかりと描き出したいと考えます。
 なお、タイトル中の「ロメラ」とは、スペインで歌われる曲の一種で、「巡礼者」を意味します。
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出演者

七瀬珠希・・・
 いとうあいこ #11(10/14)~
 増山加弥乃 #1~10

加賀見恭介・・・
 相葉健次 #11(10/14)~
 染谷将太 #1~10

小暮(加賀見)悟・・・
 渋江譲二#11(10/14)~
 布川隼汰 #1~10

七瀬(加賀見)亮太・・・
 龍弥 #11(10/14)~
 宇佐見魁人 #1~10

小暮 恵・・・
 北原佐和子
 
加賀見英夫・・・
 名高達男
────────────
加賀見映子・・・
 いしのようこ

加賀見謙治・・・
 うじきつよし

ほか

スタッフ

■企画
 鶴 啓二郎(東海テレビ)

■脚本
 清水曙美
 吉澤智子  ほか

■プロデューサー
 高村 幹(東海テレビ)
 沼田通嗣(テレパック)

■演出
 杉村六郎
 藤尾 隆(テレパック)

■音楽
 コーニッシュ

■制作
 東海テレビ放送
 テレパック

楽曲紹介

■主題歌
 仲村瑠璃亜「花の首飾り」