第2回 2011年1月18日(火)放送 あらすじ

幸福を壊す女

 慎二(渡部篤郎)が通う大阪のバーに再び沙希(仲間由紀恵)が現れた。沙希は自分を未婚だと言い、慎二に夫婦関係を尋ねる。会話は弾み、明るく美しい沙希に好感を持った慎二は、来週も大阪に来る予定があるという沙希の言葉に心を揺らす。その夜、絵里子は恐ろしい夢にうなされていた。男の子が水の中で溺れる、1年前の水死事故を思い出させるような不吉な夢に胸騒ぎを覚える絵里子…。
 翌日、沙希が大阪のみやげを持って絵里子を訪ねてきた。慎二がよく買ってきてくれるものと同じだと喜ぶ絵里子。沙希は大阪に住む知人が勧めてくれたと告げるが、それが慎二だとは夢にも思わない絵里子は、沙希を家に招き入れる。
 沙希は、アメリカにいる夫がどうやら浮気をしているらしいと絵里子に相談を持ちかける。夫婦が離れて暮らしていると、開放感から、つい他の人に心が移ってしまうと話す沙希。
 自分も浮気しちゃおうかなと投げかける沙希に、思わず「しちゃえば」と答える絵里子。
 翌日、入院中の慎二の母・美津子(草笛光子)を見舞った絵里子は、ささいな言葉の行き違いから美津子を怒らせてしまう。さらに病院で義父の敏郎(左右田一平)と顔を合わせた絵里子は、美津子の留守で困っていると告げられ、家に来て欲しいと頼まれる。
 美津子と気まずくなってしまったことで、落ち込む絵里子は重い気持ちを引きずりながらも、駿(青山和也)を迎えに幼稚園へ。ママ友の真由美(三浦理恵子)から駿と未央(谷花音)が通うスイミングスクールへ行こうと誘われるが、絵里子は子どもが溺れる不気味な夢を見ていたこともあり、駿をプールに入らせるのは気が進まないと断る。いつものように自分を頼ろうとしない絵里子の態度に不満を覚える真由美。
 そんな折、真由美の店に沙希が現れた。絵里子の新しい隣人だと自己紹介をし、朗らかに会話を交わして真由美とすっかり打ち解ける。その様子を、笑顔も見せずにじっと見つめている理生(南圭介)。視線に気づいた沙希は挑むような目で理生を見返す。
 翌日の午後、絵里子と真由美が参加するホタルの観察会に顔を見せた沙希は、駿が行方不明になった1年前の騒動にわざと話題を向けるかのように話を誘導。理生が駿を助けたいきさつもそれとなく聞き出し…。

キャスト

スタッフ

■脚本
 神山由美子

■演出
 今井和久
 小松隆志
 星野和成

■プロデュース
 豊福陽子(関西テレビ)
 遠田孝一(MMJ)
 浅井千瑞(MMJ)

■音楽
 池 頼広

■制作
 関西テレビ放送
 メディアミックス・ジャパン(MMJ)

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