認知症の自分でも夢を追いかけたい、そんな思いからキックボクシングの大会出場に向け練習していた純一（春田純一）の対戦相手が決まる。純一は晃司（宅麻伸）に、自分が勝ったら香織（榊原郁恵）に本心を打ち明け、家に残ってほしいと引き止めるよう、迫る。和子（宮崎美子）は「頑張れ純ちゃん」横断幕やキラキラウチワを作り、気合十分。
試合当日、純一のパンチが鋭く決まる。応援に駆け付けた智恵子（池上季実子）、晃司、香織、和子、吾郎（中本賢）の誰もが歓喜の声を上げる。
やがて試合が終了。健闘した純一に香織と和子が手作りチャンピオンベルトの贈り物をする。智恵子は、純一がいかに友達から愛されているかを実感する一方、複雑な気持ちになる。