第1回 2007年4月17日(火)放送 あらすじ

 都心に建つマンションの一室。部屋に掃除機をかけていた山崎早苗(観月ありさ)は、家中に不自然なほど落ちている大画面テレビのチラシを見て電話をかける。電話の相手は夫・一馬(ゴリ)だ。同マンションの1階にある銭湯「竜乃湯」で営業前の清掃をしていた一馬が電話に出ると、あっさりと大画面テレビ購入の意見の却下を言い渡す早苗だった。
 ここ「竜乃湯」は一馬の実家で、父・竜五郎(加藤茶)が1人で経営していたが、一馬が脱サラして手伝うことになり、1カ月前に家族ごとマンションの2階へ引っ越してきたのだ。電話を切られた一馬とバイトの進藤祐介(山本裕典)が仕事をしていると、たい焼きを抱えた竜五郎が現れた。休憩をしながら一馬の早苗に対する情けない態度を責める竜五郎は、自分が代わりにビシっと言ってやると豪語する。その直後、買い物帰りで手に竜五郎の持っていたのと同じたい焼き屋の袋を持った早苗が現れた。慌てて食べかけのたい焼きを隠す3人。平静を装い早苗がくれたたい焼きを食べる3人だが、隠し場所に早苗が近づき…。
 娘のまどか(遠藤由実)が帰る時間になり、早苗が近所の「ビューティ・タカオカ」を訪ねて客の散髪をしている高岡久美(鈴木砂羽)と話していると、夫の健作(高知東生)は店のレジからお金を出して遊びに行ってしまう。それでも何も言わない久美に呆れる早苗。同じ頃、開店した「竜乃湯」に入ってきた常連客のホスト3人組(白石朋也、武田航平、成田昌児)から、近所でモデルの秋山ユリ(蛯原友里)を見たと聞いた一馬は一目見たさに店を飛び出して行ってしまう。追いかけて外に出た早苗だが一馬は見つけられず、通りかかった尼僧の陽光院(野際陽子)に日曜に行われる法話へ一馬と竜五郎を連れて行くと宣言する。
 夕食時、映りが悪くなったテレビ画面を見ながらさりげなく大画面テレビをすすめる竜五郎だが早苗は聞く耳を持たない。一馬が援護しようにも即却下だ。逆に早苗に日曜の法話に行くように言われシュンとなる男2人だった…。
 後日。「ビューティ・タカオカ」を訪ねていた早苗。すると女性区議会議員の桜沢美咲(川島なお美)がやってきた。美咲は、早苗が専業主婦と聞くやいなやさぞかし肩身の狭い思いをしているでしょうと勝手に同情し始めた。さっぱり意味のわからない早苗。一方、「竜乃湯」のロビーでテレビのニュースを見ていた一馬はあることを思いつく。早苗に内緒で毎日の売り上げから少しずつお金を抜き、貯まったお金で大画面テレビを買おうというのだ。竜五郎にも話し、その日から一馬と竜五郎の二重帳簿大作戦が始まるが…。

キャスト

山崎早苗 … 観月ありさ
山崎一馬 … ゴリ(ガレッジセール)
秋山ユリ … 蛯原友里
進藤祐介 … 山本裕典

桜沢美咲 … 川島なお美

高岡健作 … 高知東生
高岡久美 … 鈴木砂羽

陽光院 … 野際陽子

山崎竜五郎 … 加藤 茶

スタッフ

■原作
 カズマ
 「実録鬼嫁日記」(アメーバブックス刊)

■脚本
 尾崎将也

■演出
 塚本連平

■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 布施 等(MMJ)

■制作
 関西テレビ
 メディアミックス・ジャパン

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