2004年3月18日(木)放送 みどころ

#46 レイ・ブラッドベリ『華氏451度』

第46回をもちまして、視聴者の皆様には“名残惜しくも”、制作チームには“待ちに待った”最終回を迎えることになりました。永らくのご愛顧ありがとうございました。
最後のテーマ本は、レイ・ブラッドベリ「華氏451度」。読書を禁じられた未来社会、命を犠牲にしてまで本を愛する人々の光景をみた焚書官(本の取締官)の主人公が選択した行動とは…、と問題意識に満ちた本小説を「お厚いのがお好き?」で喩えるというアイロニカルな紹介方法で番組を締めくくりました。この1年、本に追いかけられた制作チーム的には「『華氏451度』のような本のない世界を夢見てた」そうですが、そんな社会が現実とならないことを祈りつつ、さようなら。

<豆知識>
●「華氏451度」はフランスの映画監督フランソワ・トリフォーで映画化されているのだが、SFX満載のハリウッドのSF映画を面白がる今の若者が見ると、ちょっとアレかもしれない。
●本番組スタッフは、毎回、図書館で大量の本を借りてましたが、テーマ本用、喩え用、図案用などジャンルに脈絡なく資料が必要なため、ヒトラー著「我が闘争」、「きんさん・ぎんさん写真集」、「さるかに合戦」(絵本)という、何をやってる人なのか、わからない貸し出しをしたことがある。

キャスト

本の案内人:白井 晃
小さい男:石井正則
里枝:蒲生麻由
ナレーター:服部 潤

スタッフ

企画・構成:小山薫堂
ディレクター:三木康一郎

バックナンバー