第9回 2006年12月11日(月)放送 あらすじ

コンクールVS留学!決断は別れの予感!?

 のだめ(上野樹里)にかけられた催眠術によって飛行機恐怖症克服のきっかけをつかんだ千秋(玉木宏)は、龍太郎(瑛太)とともに飛行機で北海道に向かった。龍太郎を誘ったのは、本当にひとりで飛行機に乗ることができるかどうか、まだ確信が持てなかったからだった。
 R☆Sオーケストラの初公演は、新聞にも取り上げるなど大きな話題を集めていた。さっそく次の公演に向けて動き出した真澄(小出恵介)は、オケのメンバーに連絡を取る。いまだに公演の余韻に浸っていたコンミスの清良(水川あさみ)はもちろん、黒木(福士誠治)や菊地(向井理)、木村(橋爪遼)もやる気満々だった。
 恐怖心と戦いながら何とか北海道に降り立つことができた千秋は、ぼんやりと空を見上げながら、海外留学が可能になったことを実感していた。龍太郎は、そんな千秋に、R☆Sオケのメンバーが再演を望んでいることを伝える。留学ができないと思っていたときはR☆Sオケの活動を心の支えにしていた千秋は、複雑な心境だった。
 一方、のだめは、江藤(豊原功補)の家に寝泊りして、ピアノの特訓を受ける。のだめは、マラドーナ・ピアノコンクールで優勝し、その賞金で千秋とともに留学するつもりでいた。それを知った江藤は、まともなレッスンも受けていないのにいきなりコンクールで優勝できるはずがない、とのだめに告げる。しかしのだめは、負けるためにコンクールに出場する人間はいない、と言い放つ。
 大量のカニを土産に北海道から戻ってきた千秋は、龍見(伊武雅刀)からのだめのことを教えられる。千秋もかつて江藤の家で特訓を受けたことがあった。江藤の家まで様子を見に行った千秋だったが、江藤の妻・かおり(白石美帆)に土産を渡すと、のだめに会わずに帰ってしまう。のだめが本気でピアノをやる気になったのなら江藤に任せるのもいいのではないか、と思ったからだった。
 江藤は、初めて見るのだめの真剣な姿に、もしかしたらコンクールに間に合うかもしれない、と思い始める。のだめが一次予選のために選んだのは、シューベルトの「ピアノソナタ第16番」だった。
 R☆Sオケは、12月25日にサントリーホールでクリスマス公演を行うことになった。が、殺到する入団希望者のオーディションや公演のための選曲、練習と、やらなければならないことが山積していた。そんな折、千秋は、クラシック専門誌「クラシック・ライフ」の記者・けえ子(畑野ひろ子)から、シュトレーゼマン(竹中直人)が来日中にホテルから姿を消したことを教えられる。

キャスト

野田 恵 … 上野樹里
千秋真一 … 玉木 宏

峰 龍太郎 … 瑛太
三木清良 … 水川あさみ
奥山真澄 … 小出恵介
多賀谷彩子 … 上原美佐
大河内 守 … 遠藤雄弥
佐久 桜 … サエコ

峰 龍見 … 伊武雅刀
河野けえ子 … 畑野ひろ子

江藤耕造 … 豊原功補
谷岡 肇(今回登場せず) … 西村雅彦

フランツ・シュトレーゼマン … 竹中直人

ほか

スタッフ

■原作
 『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子(講談社)

■脚本
 衛藤 凛

■プロデュース
 若松央樹
 清水一幸

■演出
 武内英樹

■音楽
 服部隆之

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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