第2回 2006年10月23日(月)放送 あらすじ

落ちこぼれ変態オケ!波乱のスタート!?

 桃ヶ丘音大ピアノ科の"のだめ"こと野田恵(上野樹里)は、特別講師として同大に招かれた世界的な指揮者・シュトレーゼマン(竹中直人)が自ら選出した学生たちで編成される特別オーケストラのマスコットガールに選ばれる。Sオケと呼ばれるそのオーケストラには、ヴァイオリン科の龍太郎(瑛太)や管弦学科でティンパニを担当する真澄(小出恵介)、コントラバス担当の桜(サエコ)も選ばれていた。が、ウィーン留学から帰ってきた清良(水川あさみ)を始めとする成績優秀な学生たちで編成されたAオケのメンバーでもある真澄以外は、いわゆる落ちこぼればかりだった。
 一方、ピアノ科の千秋(玉木宏)は、指揮科への転科を決意していた。指揮者になることを夢見ながら、飛行機恐怖症が原因で海外留学もままならない状態だった千秋は、この機会にシュトレーゼマンの下で本格的に指揮の勉強をしようと思ったのだ。しかし、それを知ったシュトレーゼマンは、千秋のことが嫌いだから転科は認めない、と言い放つと、Sオケのメンバーを引き連れて飲み会に行ってしまう。
 飲み会に参加しなかった龍太郎は、バンド仲間と学園祭に向けての練習をしていた。龍太郎は、来週、ヴァイオリンの再試験を受けることになっていた。その試験に合格しなければ留年、という状況だったが、ピアノの伴奏を頼んだ千秋にこっぴどくけなされたばかりの龍太郎は、クラッシックの道を捨ててロック一本で生きていく、などとうそぶいていた。そんな折、偶然のだめと知り合った龍太郎は、彼女に試験の伴奏を頼む。さっそく、レッスン室でベートーヴェンの『ヴァイオリンソナタ第5番<春>』を合わせる龍太郎とのだめ。その演奏は、間違えるところまでピッタリ同じ、という完璧に息の合ったものだった。
 練習を終えたのだめは、龍太郎の父・龍見(伊武雅刀)が経営する中華料理店『裏軒』で食事をご馳走になる。のだめは、千秋のために裏軒の料理を持ち帰った。が、そこで彼女は、彩子(上原美佐)が千秋の部屋に入っていくのを目撃してしまう。
 失恋のショックに落ち込むのだめに追い討ちをかけるように、何者かがのだめに対して嫌がらせを始めた。その相手は、のだめに対して不幸の手紙を送るなど、たびたび幼稚ないやがらせを続けた。怒ったのだめは、龍太郎とともに犯人探しを開始。ほどなく、嫌がらせをしていたのは真澄であることが判明する。千秋に対して憧れ以上の感情を抱きながら、遠くから見つめることしか出来なかった真澄は、なれなれしく千秋に近づくのだめのことが許せなかったらしい。のだめたちに捕まって開き直った真澄は、のだめに勝負を申し込んだ。それは、先に千秋とデートした方が勝ち、という勝負だった。

キャスト

野田 恵 …上野樹里
千秋真一 … 玉木 宏
峰龍太郎 … 瑛太
三木清良 … 水川あさみ
奥山真澄 … 小出恵介
多賀谷彩子 … 上原美佐
大河内守 … 遠藤雄弥
佐久 桜 … サエコ
峰 龍見 … 伊武雅刀
河野けえ子 … 畑野ひろ子
江藤耕造 … 豊原功補
谷岡 肇 … 西村雅彦
フランツ・シュトレーゼマン … 竹中直人

ほか

スタッフ

■原作
 『のだめカンタービレ』二ノ宮知子(講談社)

■脚本
 衛藤 凛

■プロデュース
 若松央樹(フジテレビ)
 清水一幸(フジテレビ)

■演出
 武内英樹(フジテレビ)ほか

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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