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「石鹸」
使うほどに小さくなり使いづらくなるという、消耗品の宿命ともいうべき欠点を抱えた四角い日用品。その名は「石鹸」。誰もが慣れ親しんだこの石鹸も、便利な液体ボディソープに圧され、いまや市場の4割程度にまで落ち込んでいます。使っていない人は、そしていまも使い続けている人も改めて石鹸について考えてみてください。洗うための道具としてしか見ていないのでは？ 子供の頃のシャボン玉あそび、お母さんのお風呂上りの香り、手に持ったときに感じる肌触り、などなど…そこにはたのしくて心地よい“何か”があるはずなのです。その何かをデザインの力で表現できないものかと考えた私たちは「グラフィックデザイナー 佐藤卓」に新たな石鹸の創作を依頼しました。どんな石鹸になるかは乞うご期待。この機会にぜひ石鹸の良さを見直してみませんか。 |
「佐藤 卓」
1955年 東京生まれ。1979年 東京藝術大学デザイン科卒業、1981年 同大学院修了。株式会社 電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。以後グラフィックデザインを中心に商品開発、パッケージデザイン、プロダクトデザイン、ブランディング、テレビ番組アートディレクター、メディアアート等の幅広い領域で活動中。 |
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