2007年2月5日(月)放送 みどころ

カノッサの屈辱2007 バブルへGO!!スペシャル

 1990年4月~91年3月まで放送した伝説の番組「カノッサの屈辱」。かつてフジテレビの深夜バラエティで大人気を博し、フジテレビ深夜番組の黄金期を築いたこの番組が、来月2月5日(深夜1:08~1:59)に、一夜限りの復活をすることになった。
 「カノッサの屈辱」とは、当時の流行や社会の兆候を、大学講義風に、歴史の忠実になぞらえて解説する、当時としてはまさに画期的な歴史パロディ番組。真面目とおバカの境界線のギリギリっぷりが、視聴者の心を掴み、91年度ATP賞グランプリ(社団法人全日本テレビ番組製作社連盟より)を受賞。1990年の作品は、教授役(司会)として去年11月にお亡くなりになった仲谷昇さんが担当していたが、今回の教授役には、映画「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」で、1990年当時の大蔵省官僚を演じている俳優・伊武雅刀が抜擢された。
 伊武の起用理由について(神原孝プロデューサーは)「前任司会の仲谷昇さんは非常に個性が強く、落ち着いた雰囲気で人気を得ました。新たに復活させるにおいて、個性(ウィットに飛んで博識なイメージ)、年齢もぴったりだが、加えて、圧倒的なインパクトのある伊武さんが、今回の復活番組には欠かせないと判断しました。」
 「バブルへGO!!」は、現在から1990年にタイムトラベルし、バブル崩壊を止めてくるという笑いあり、親子の感動ありの新感覚ラブコメディー。
 今回の研究テーマは、「携帯電話の歴史」。これは映画の中でもこの17年間の変化として、最も大きく描かれているもので、今回の企画は「映画と伝説の番組が時代を駆け抜けコラボする」画期的な企画となる。
 映画では、主演に阿部寛、広末涼子、そして、薬師丸ひろ子、劇団ひとりなどの個性は人気俳優が続々登場するが、その中でも、大蔵省の官僚を演じる「伊武雅刀」はインパクト抜群の演技でキーパーソンを好演しており、「番組と映画の橋渡し」としてはまさに適任。2007年の復活版として新たな魅力を表現してくれるはずだ。

バックナンバー