第6回 2011年11月22日(火)放送 あらすじ

綺麗な薔薇には殺意がございます

 朝食時、いつものように優雅にミルクをサーブする影山(櫻井翔)。ただその相手は宝生麗子(北川景子)ではなく猫だった。迷い猫の面倒を見る影山を「暇ね」とからかう麗子。が、影山は麗子こそ朝から国立署管内で殺人事件が起きたと騒いでいるが、のんびり朝食を食べていていいのかと切り返す。慌てて麗子が携帯電話を確認すると風祭警部(椎名桔平)からの着信履歴が無数に連なっていた。
 事件があったのは藤倉ホテルの創業一族の藤倉家の温室。その一番奥にあるバラ園でつるバラがからまる台座の上で高原恭子(山口あゆみ)が殺されていた。恭子は駅前のクラブで働くホステスで1カ月前から藤倉家に居候していたとのこと。死因は絞殺による窒息死で、着衣に汚れがないことなどから別の場所で殺害されて、ここまで運ばれてきたのだと推測された。現場の状況から風祭は国立七不思議の1つ「紅バラの祟り」を麗子に語って聞かせるのだった。
「紅バラの祟り」とは、かつて藤倉家の長男が、働いていた黒川紅子(建みさと)というメイドに恋をした。身分違いの恋に怒った藤倉家の人々は紅子がかわいがっていた黒猫を殺してしまう。すると、失意の紅子がバラ園で自殺。以降、このバラ園に携わる者たちに次々と不幸が襲いかかったというものだった。
 例によって、風祭とともに一通りの事情聴取を影山に見守られながら終えた麗子。屋敷に戻ると、影山はいつになく麗子のことを褒めまくる。国立七不思議の謎を解くのが夢だった影山は、どうしても今回の事件の謎を解きたくて仕方なかったのだ。影山に押し切られる形で事情聴取の詳細を話す麗子。
 あらましを聞き終えた影山は、今回の事件は「紅バラの祟り」とは無関係の殺人事件だと断言。犯人の目星がつかない麗子に影山は、「それでもお嬢様はプロの刑事でございますか。ズブの素人よりもレベルが低くていらっしゃいます」と強烈な言葉を浴びせて…。

キャスト

影山 … 櫻井 翔
宝生麗子 … 北川景子

並木誠一 … 野間口 徹
山繁 悟 … 中村靖日
宗森あずみ … 岡本杏理
江尻由香 … 田中こなつ

風祭京一郎 … 椎名桔平

藤倉文代 … 田島令子
藤倉雅彦 … 袴田吉彦
藤倉幸三郎 … 浅野和之
寺岡裕二 … 金井勇太
藤倉俊夫 … 山中 崇
藤倉美奈子 … 遊井亮子
高原恭子 … 山口あゆみ
辻本郁子 … 池谷のぶえ
黒川紅子 … 建 みさと
店員 … 日村勇紀

ほか

スタッフ

■原作
 東川篤哉
 「謎解きはディナーのあとで」
 (小学館刊)

■脚本
 黒岩 勉

■演出
 村谷嘉則

■プロデュース
 永井麗子

■音楽
 菅野祐悟

■制作
 フジテレビ

■制作著作
 共同テレビ

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