第3回 2003年5月1日(木)放送 あらすじ

#3 38回目の大失恋

 雑居ビルの暴力団事務所に踏み込む2人の刑事。石原東子(岸本加世子)と山本修(おかやまはじめ)だ。銃を抜き、抵抗する幹部を逮捕する東子。その時「カット!」の声がかかる。ここは、ドラマのロケ現場。東子は、役者の演技指導に呼ばれていたのだが・・・なんと、その役者とは桜庭裕一郎(長瀬智也)。裕一郎はもちろん、筋山通子(松下由樹)は、ビックリ。周囲の人に、裕一郎と東子の関係を悟られてはいけない。
 裕一郎たちの撮影隊がテレビ局に戻ると、なぜか東子がついてきてしまう。山本は制止するのだが、芸能人目当ての東子は聞く耳を持たない。ついに、警備員に連絡されてしまう。警備員が急行し、東子を連れ出そうとしているところに、裕一郎と筋山、河村一(与座嘉秋)が通りかかった。東子は警察手帳を警備員に見せて身分を明かす。すると、警備員の1人が山本に気づいた。この警備員、与謝野孝(五木ひろし)は元警察官で、山本の先輩だった。様子を見ていた裕一郎も、いつも会う与謝野が元警官だったのは意外な事。しかも、河村から与謝野が独身だと聞いた裕一郎は、何かを思いつく。
 石原家に帰った東子は、守(黒沢年雄)にお見合い写真を見せられる。東子は、写真を一目見ただけで、あり得ないと突き返した。興味津々の北絵(三浦理恵子)やあきら(末永遥)も写真を覗いて、即アウトのブサイク男。南(酒井法子)は、会うだけでもと、また西絵(篠原涼子)は、選り好みできる立場じゃないと暗に見合いを勧めるが、東子の好みはうるさい。これだから、東子の見合いは37戦全敗。本人曰く、うち一回は引き分け。
 そこに、裕一郎が帰ってきた。上機嫌の裕一郎は、東子に見合い話を持ってきたと言う。相手が例の警備員、与謝野と聞いて嫌がる東子。しかし、家族は与謝野が元警官と知って大賛成。東子の見合いの敗因は、刑事という職業も起因していたからだ。裕一郎は、小峰卓郎(つんく♂)に頼んで、先方の意思を確認してもらっていたが、こちらはすんなりOK。後は、東子の問題。いい機会、2度とない・・・と、家族に迫られた東子は、ついに首を縦にふった。
 お見合い当日。東子は守、南とお見合い会場へ。事務所で待機する裕一郎も、自分のことのように緊張している。与謝野も現れ、いよいよお見合い開始。何回やっても緊張する東子だが、与謝野はもっと緊張している様子。しかし、東子に結婚経験がなく、結婚したら主婦業に専念すると聞いた与謝野は、どんどん乗り気に。守は、与謝野が警察官を辞めた理由が気にかかる。尋ねるのだが、これまた乗り気になってきた東子に遮られてしまう。
 その夜、東子と守、そして裕一郎は電話の前に正座してお見合いの返事待ち。やっと電話が鳴るのだが、固唾を飲んで待っていた3人は誰が受けるかの押し付け合い。クールな西絵が、あきれて電話を取った。そして、与謝野が結婚を前提に交際したいと告げたことを家族に伝える。東子に、春が訪れる? その日以来、東子は与謝野とデートを重ね、甘い時を過ごす。2人の仲は盛り上がり、東子は早くも結婚式を想像し、家族相手に結婚式のリハーサル。その頃、裕一郎は与謝野にもその気があることを知って大喜び。
 だが、東子は事件と聞けば現場にすっ飛んで行ってしまう、根っからの刑事。結婚退職なんて出来るのだろうか?

キャスト

桜庭裕一郎   長瀬智也
      ●
石原南     酒井法子
筋山通子    松下由樹
石原東子    岸本加世子
石原西絵    篠原涼子
小峰卓郎    つんく♂
相川ヒカリ   星野真里
石原守     黒沢年雄
石原北絵    三浦理恵子
石原あきら   末永 遥

スタッフ

■脚本
  都築 浩
■音楽
  沢田 完
  久保田光太郎
■演出
  久保田哲史
■プロデュース
  栗原美和子
■制作著作
  フジテレビジョン

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