第11回 2008年9月9日(火)放送 あらすじ

史上最強の怪物親

 高村樹季(米倉涼子)は教育委員会の仕事から手を引いたものの、逆恨みで教師から刺され意識不明の重体の望月(平岡祐太)のことや解決に至っていない三浦(佐々木蔵之介)の件が頭から離れず仕事が手につかない。そんな樹季に城山(草刈正雄)はビッグビジネスとなる新しいクライアント、宮園清三(西岡徳馬)との案件を任せる。一方、教育委員会には宮園の妻・貴代(高橋ひとみ)率いる保護者の集団が、続く不祥事に苦情を訴えていた。数カ月前、息子の内申書の書き換えを教育委員会に強く願い出るも屈しなかった田川(角野卓造)に怒りを抱いていた貴代は、ここぞとばかりに田川を責め、教育委員会の膿を一掃するとまで言い出した。市の助役(徳井優)からは高額納税者である貴代とはうまくやるように嫌味を言われながらも、問題を放り出して辞するわけにはいかないとひたすら耐える田川。
 ある日、樹季は貴代から田川を辞めさせる協力を頼まれた。大手クライアントである宮園の妻からの依頼を断ると、会社に大損害を与える可能性もあり、困惑する樹季。そんな中、週刊誌に教育委員会がすべての保護者をモンスターと称し“モンスターペアレント撃退マニュアル”を作成しているとの記事が掲載された。騒ぎは大きくなり小山(温水洋一)やエリサ(大友みなみ)はマスコミ対応に追われることに。助役からマニュアルを手に入れた貴代はそれを田川に突きつけ説明会開催を求めた。そこで納得いく答えが出ない場合は、田川の辞任と教育委員会の保護者運営を要求するという。話を立ち聞きしていた小山とエリサは呆然とする。
 一方、樹季は田川の旧友でもある城山に記事が掲載された週刊誌を差し出し教育委員会が困難に陥っていることを訴えるが「見守るしかない。あなたが心配することではない」と一蹴されてしまう。教育委員会での日々を思い出し、何も手助けできない自分に落ち込む樹季は、望月が入院している病院に向かい自分がなすべきことは何か、自問する。
 保護者への事情説明会の日、田川はひとり壇上で貴代ら保護者のグループから糾弾されていた。不起訴となり釈放された三浦はその足で会場に向かう。そして樹季は…。

キャスト

高村樹季 … 米倉涼子

望月道夫 … 平岡祐太

三浦圭吾 … 佐々木蔵之介

小山和明 … 温水洋一

時任昭雄 … 風見しんご
加藤和臣 … 眞島秀和
園部愛理 … 堀 まゆみ
相原エリサ … 大友みなみ
      ・
城山幸太郎 … 草刈正雄(特別出演)

田川龍之介 … 角野卓造

<第11話ゲスト出演>
宮園貴代 … 高橋ひとみ
宮園清三 … 西岡徳馬

スタッフ

■脚本
 荒井修子

■演出
 小林義則

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 岩田祐二(共同テレビ)

■音楽
 本間勇輔

バックナンバー