第10回 2008年9月2日(火)放送 あらすじ

衝撃!刺された相棒

 高村樹季(米倉涼子)は城山(草刈正雄)との約束で、三浦圭吾(佐々木蔵之介)の弁護を引き受ける代わりに教育委員会の仕事から手を引くことを田川龍之介(角野卓造)に告げに行く。話が終わると、いつも通りにすっかり慣れた様子でモンスターペアレントの対応をしていく樹季だが、その日の仕事が終わると望月道夫(平岡祐太)らに仕事は「今日まで」と言い去っていく。追いかけてきて不安を口にする望月に樹季は「これからは自分で考えなさい」と告げる。
 本来の弁護士の仕事に戻りバリバリと働く樹季。教育委員会では、望月と小山和明(温水洋一)がサッカー部の息子をレギュラーにするように顧問教師・夏目祐樹(正名僕蔵)に迫る母親・倉橋友恵(雛形あきこ)の対応に出かけるが太刀打ちできないでいた。一方、樹季は原告である中川の弁護士である竹村(神尾佑)と面会する。樹季は中川の治療費や休業補償費を支払う条件で示談を要求するが竹村は失笑。三浦の懲戒免職と1千万円の損害賠償を要求し、通らない場合は裁判に持ち込むと宣言。
 その後も友恵の執拗な攻撃は続き、仕事も思うように進まず、2カ月後に控えた結婚式の準備もできないまま、心身ともにまいっていく夏目。対処できずに困っていた望月も樹季に相談したい気持ちを我慢していた。そんな中、樹季は三浦と接見。すっかり憔悴して覇気のなくなった三浦を励まし、三浦の娘のためにも不起訴にすることを約束する。その帰り、バーに立ち寄った樹季はマスター(風見しんご)が「こんな時こそ家族が必要なのに」という言葉を聞いて何かを思いつく。三浦の元妻・智子(筒井真理子)を訪ねた樹季は、中川の犯罪を立証するために協力を願い出る。一度は断る智子だったが、中川のことが記されている娘の日記を樹季に手渡した。日記を頼りに中川の被害にあった生徒を訪ねて歩く樹季。
 その頃、夏目は久しぶりのデートも友恵から邪魔され、クラブの顧問を辞退しようとしても校長に責められるなど、どんどん追い詰められていた。校庭で1人たたずむ夏目を見た望月は励ますつもりで「もうひと頑張り」と声をかけるが、「教師の気持ちがわかるわけない」とかえって反発されてしまった。落ち込んだ望月はつい樹季に電話してしまう。樹季はいつもの口調で「私の相棒だったんだから自信を持ちなさい。あなたは1人じゃないのよ」と、さりげなく励ます。
 樹季の言葉を受け、対応に再び乗り出した望月は必死の説得でなんとか友恵を納得させた。友恵と笑い合いながらサッカーを応援する望月。ところが、婚約者から解消を言い渡され茫然自失の夏目は、そんな2人の様子を目撃、信じられない事件に発展する!

キャスト

高村樹季 … 米倉涼子

望月道夫 … 平岡祐太

三浦圭吾 … 佐々木蔵之介

小山和明 … 温水洋一

時任昭雄 … 風見しんご
加藤和臣 … 眞島秀和
園部愛理 … 堀 まゆみ
相原エリサ … 大友みなみ
     ・
城山幸太郎 … 草刈 正雄(特別出演)

田川龍之介 … 角野 卓造

<第10話ゲスト出演>
倉橋友恵 … 雛形あきこ

スタッフ

■脚本
 佐藤久美子

■演出
 三木 茂

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 岩田祐二(共同テレビ)

■音楽
 本間勇輔

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