第10回 2004年12月7日(火)放送 あらすじ

#10 温泉卓球対決!!

 瞳(篠原涼子)は真吾(坂口憲二)と付き合っていて最近気になることがある。真吾は一人前の役者になったらプロポーズすると約束してくれたが、それがプレッシャーになっているのではないか。瞳は結婚を焦っているわけでも、真吾に役者を諦めてほしいわけでもない。とはいえ頑張ったからといって必ず成功するとも限らない。圭(水川あさみ)に真吾の将来性をたずねてみると「こればっかりは分かんないね」とどっちつかずの返事。いつもダメ出しされているけど、才能ゼロと言われるよりましか。瞳としては真吾を信じて応援するしかない。
 マリア(松坂慶子)がお肉をもらったからと、真吾に瞳を一緒に連れてくるよう言ってくれた。2人がすき焼きの材料を買って行くつもりでいたら、ばったりマリアと出くわした。商店街の福引券をもらったので抽選会場に向かうと、庄二(蛍原徹)が係をしていた。真吾が回すと金色の玉が出て、なんと温泉一泊旅行が当たった。「すごい、すごい」と大喜びする3人だったが、庄二の一言で思わず顔を見合わせてしまった。「これペア招待なんだけど、真吾君、どっちと行くの?」。真吾は絶句してしまった。
 せっかくのすき焼きも温泉旅行のことが気になって仕方ない。マリアが「2人で行ってらっしゃい」と勧めれば、瞳は「ダメです。真吾君とぜひ」と言わざるを得ない。互いに譲り合っていると真吾がさえぎった。「公演が近いから俺は休めないよ。母さんと瞳で行っておいでよ」。とっさに瞳とマリアは笑顔でその場を取り繕ったが、単純な真吾は「決まりだね」と嬉しそうにうなずいた。
 瞳は麻衣子(矢沢心)に相談したが「想像を超えてますね」と呆れ顔。とにかくお酒の失敗だけは避けるようにクギを刺された。マリアも庄二を相手に「君が温泉なんか当てさせるからよ」と八つ当たりしていた。
 瞳は一緒に温泉に入るかもしれないからとエステに出かけたら、受付にマリアがいるではないか。「あら」「ハハハ」。どうやら同じことを考えたらしくどちらも気まずい。
 そしてついに旅行当日がきた。「楽しんできてね、2人とも」。真吾の笑顔に見送られて、瞳とマリアはブルーな気分で出かけた。
 真吾は2人が喜んで出かけたものと思い込んでいたが、庄二から「女ってものが分かってないよ」とたしなめられた。恭介(金子貴俊)も「それはあまりにマズイんじゃないか」と眉をひそめた。おまけに劇団仲間から「今ごろ温泉が血に染まっているかも」なんてからかわれると、もう稽古どころじゃない。見かねた圭から「行きな」と許しをもらった真吾は、慌てて飛び出し温泉へ向かった──。

キャスト

岡崎真吾 … 坂口憲二
杉浦 瞳 … 篠原涼子
     ●
永野 圭 … 水川あさみ
中町恭介 … 金子貴俊
神野麻衣子 … 矢沢 心
種田庄二 … 蛍原 徹(雨上がり決死隊)
     ●
岡崎マリア … 松坂慶子 
 ほか

スタッフ

■脚本
 岡田惠和
■演出
 新城毅彦
■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 伊藤達哉(MMJ)
 吉條英希(関西テレビ)
■音楽
 寺嶋民哉
■制作
 関西テレビ
 MMJ

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