第7回 2004年11月16日(火)放送 あらすじ

#7 結婚反対の理由

 1週間ほど学校を休んでいた刈谷(泉谷しげる)が、いつものように酒を飲んで酔っ払ったまま登校してきた。実は刈谷は、一人娘の結婚が決まったため、旅行がてら相手の実家に挨拶に行っていたのだという。相手の男は大企業に勤めている超エリートだ、と自慢げに話す刈谷は、たか子(ミムラ)たちから祝福されると、嬉しそうに顔をほころばせた。
 一方、由布子(須藤理彩)に思いを寄せる小山田(山崎樹範)は、彼女の一人息子・数馬(佐藤和也)を訪ねた。以前から彼は、仕事を掛け持ちして昼も夜も働いている由布子に代わって、何かと数馬の面倒を見ていたのだ。由布子は、そんな小山田に、これからはもう数馬の世話をしなくてもいい、と告げた。黙って由布子の話を聞いていた小山田は、一言「分かった」とだけ答える。そんな小山田のことを心配するたか子と桜木(瑛太)は、ちゃんと自分の気持ちを伝えた方がいい、と彼に助言する。しかし小山田は、もうふられたのだからどうしようもない、と言うだけだった。
 あくる日、たか子は、給食の時間に由布子に近づき、松尾(四方堂亘)のプロポーズを受けるのかどうか、彼女に尋ねた。すると由布子は、受けるつもりだと答える。17歳で数馬を産み、未婚の母になった由布子は、身をもって生活の苦労を味わっていた。恋愛と結婚は違う、という由布子の言葉に、たか子はそれ以上何も言えなかった。
 職員室に戻ったたか子は、結婚を考えたことがあるか、と椎名(原田泰造)に尋ねた。ふられてしまったので今は付き合っている女性はいない、と椎名が答えると、たか子だけでなく矢部(山本太郎)までもが話に加わり、興味本位で椎名に質問を浴びせた。椎名は、そんな二人に困惑を隠せない。するとそこに、刈谷の娘・景子(酒井若菜)がやって来た。景子は、刈谷を訪ねて来たのだという。たか子は、刈谷が景子との約束を破って、婚約者の実家に行かなかったことを聞かされ驚く。
 あくる日、桜木は、たか子の親友で、小学校のクラスメートでもある多英(木内晶子)から自宅リフォームの相談を受ける。桜木が小学校の時からたか子のことを好きだと知っている多英は、彼の気持ちを見透かしたように、おもむろにその話を切り出した。桜木は、別になんとも思っていない、と答えるが、たか子が椎名の部屋に泊まったことを聞かされると、内心穏やかではない。
 そんな折、小山田は数馬の元を訪ねる。数馬にプレゼントすると約束していたレアもののトレーディングカードを手に入れた小山田は、最後にそれだけを渡そうと思ったのだ。が、いつものように勝手に部屋に入ると、数馬が意識を失って倒れており…。

キャスト

ミムラ
原田泰造
瑛太
須藤理彩
山本太郎
木内晶子
平岡祐太
黒木メイサ
市毛良枝
泉谷しげる
小日向文世
浅野ゆう子

スタッフ

■脚本
 相沢友子
■企画
 石原 隆
 杉尾敦弘
■プロデューサー
 高橋萬彦
■演出
 都築淳一
■音楽
 住友紀人
■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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