第1回 2004年10月5日(火)放送 あらすじ

#1 女教師始めました

 勤めていた会社をわずか半年あまりでリストラされてしまった目黒たか子(ミムラ)は、たまたま取っていた教員免許のおかげで、三葉学園高等学校定時制部の教師の職を得る。
 初出勤の日、たか子は、定時制部主任の国見祥子(浅野ゆう子)から、カリキュラムをこなすことに専念し、必要以上に生徒に干渉しないよう忠告され、ホッと胸をなでおろした。幼いころから何をやっても長続きせず、自分は何の取り柄もないつまらない人間だと密かにコンプレックスを持っていたたか子は、常に当たり障りのない、楽な人生を歩んできたからだった。
 定時制の授業開始は17時半。1教科45分で、1日4教科の授業があった。たか子が受け持つのは、4年1組の担任と、現代国語、古文・漢文の授業だ。たか子の他には、学年主任で、無愛想なベテラン数学教師の椎名(原田泰造)や、社会科教師の矢部(山本太郎)らがいた。その矢部から、三葉学園高校の定時制部は前任の校長が周囲の反対を押し切って始めたもので、主任の国見ですら、いつかは廃止されると割り切ってやっている、と教えられたたか子は、ますます気が楽になっていた。
 が、4年1組の生徒たちと対面したたか子は、予想外の光景に面食らってしまう。生徒たちの多くは、仕事をしている関係で遅刻は当たり前。そればかりか、自分よりも遥かに年上のサラリーマン・種田(小日向文世)や酒を飲んで酔っぱらっている六郎(泉谷しげる)、バツイチの由布子(須藤理彩)など、年齢もキャラクターもバラバラなのだ。その中のひとり、桜木(瑛太)を見たたか子は、どこかで彼に会ったことがあるような気がするが、その時はまだ思い出せなかった。
 そんなたか子に親しげに近づいてきたのは、明日香(黒木メイサ)という生徒だった。それを見た椎名は、彼女は問題のある生徒だから気をつけるよう忠告する。ほどなくたか子は、明日香に待ち合わせの約束をすっぽかされるなど、彼女の虚言癖に振り回されてしまう。
 数日後、たか子は、友人の多英(木内晶子)とともに、小学校のクラス会に出席する。するとそこに、桜木の姿があり…。

キャスト

ミムラ
原田泰造
瑛太
須藤理彩
山本太郎
木内晶子
平岡祐太
黒木メイサ
市毛良枝
林 隆三
泉谷しげる
小日向文世
浅野ゆう子

スタッフ

■脚本
 相沢友子
■企画
 石原 隆
 杉尾敦弘
■プロデューサー
 高橋萬彦
■演出
 木下高男
■音楽
 住友紀人
■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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