第8回 2007年8月25日(土)放送 あらすじ

 職員室に呼び出された椎葉歩(北乃きい)と羽鳥未来(関めぐみ)は、安西愛海(福田沙紀)の父親・大治郎(小野武彦)から愛海をいじめていたと責められる。反論する歩だが、教師たちは県会議員の大治郎を恐れて歩と未来に無理やり頭を下げさせる。怒った歩は大治郎や教師たち、そして外に集まってきた生徒たちに向かい自分が愛海にいじめられているんだと訴えて職員室を去っていく。授業が緊急職員会議で自習になり、教室へ戻ってきた歩と未来の前に岩本みどり(末永遥)らがやってきた。愛海は被害者だと言い張るみどりらだが廣瀬倫子(星井七瀬)だけは手を震わせながら席に座ったままだ。倫子の様子がおかしいことに気付いた歩は、トイレへ立った倫子を追いかけ何か知っているのかと詰め寄るが拒絶される。個室のドアを隔てて、かつてのことを謝り「私もみんなと普通の高校生らしいことがしたかった」という歩の言葉に、葛藤の末、心を動かされた倫子は愛海の秘密を話すと個室から出てくるがそこに立っていたのは愛海だった。一方、佐古克己(細田よしひこ)は残業中の戸田和佳絵(瀬戸朝香)の元を訪れ、歩からの嫌がらせが続いていて父親からも暴行されていると涙ながらに話して同情をひく。
 翌日、信川美紗(中村静香)と宇田里絵(夏目鈴)が女子トイレで愛海が学校に父親を連れてきたことを批判しているのを聞いた倫子は2人に愛海から脅されていると訴えた。みどりが入ってきて話は中断され、4人は学年集会のため体育館へ行く。学年集会では、岩城正志(矢島健一)がいじめの犯人探しはしないことを告げ、この件を口外しないようにと釘を刺す。さらに西高にはいじめは存在しないと言い切る岩城に愕然とした歩は体育館を去る。教室へ戻ると、愛海がみどりらに夏休みに別荘に行こうともちかけた。倫子が返事をためらっていると、里絵と美紗が愛海に脅されていると言っていたことをバラしてしまう。慌てて否定するも、怒ってないと愛海に微笑みかけられた倫子は恐怖のあまり教室を飛び出していく。同じ頃、屋上で話をしていた歩と未来。そこへ愛海から逃れるために走ってきた倫子が現れた。ただならぬ状況を察して優しく話しかける歩に倫子は…。

キャスト

椎葉 歩 … 北乃きい
安西愛海 … 福田沙紀
佐古克己 … 細田よしひこ
廣瀬倫子 … 星井七瀬
薗田優樹 … 北条隆博
羽鳥未来 … 関 めぐみ
平岡正子 … 酒井美紀
戸田和佳絵 … 瀬戸朝香
椎葉文子 … 真矢みき

スタッフ

■原作
 すえのぶけいこ
 「ライフ」(講談社「別冊フレンド」)

■脚本
 根津理香

■演出
 加藤裕将

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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