第10回 2007年9月8日(土)放送 あらすじ

 学年集会に車椅子で現れ、椎葉歩(北乃きい)をいじめていたのは自分で、安西愛海(福田沙紀)を脅して歩をいじめさせていたと告白した廣瀬倫子(星井七瀬)。教師たちに促されるように体育館が拍手に包まれる中、微笑みながら拍手する愛海に1年2組の生徒たちの驚きと戸惑いの視線が向けられる。学年集会が終わり、泣きながら帰る倫子を呆然と見送る歩とその後ろで微笑む愛海。職員室では平岡正子(酒井美紀)が倫子の謹慎処分に異議を唱えるが、逆に愛海を殴ったとして解雇を言い渡される。同じ頃、椎葉文子(真矢みき)は佐古克己(細田よしひこ)の父・敏克(勝村政信)の会社へ押しかけていた。敏克に克己が歩を脅していたことを告げ、写真とデータを渡すように訴える文子。
 平岡が辞めさせられることを知った歩は岩本みどり(末永遥)らに本当のことを言うようにお願いするが、みどりはかたくなに愛海をかばう。そんな中、愛海は学校を去っていく平岡を笑って見送っていた。その日の夕方、克己が家に帰ってくると荒らされた部屋の中で卑猥な写真が貼られたアルバムを手に敏克が立っていた。殴る蹴るの暴行を加える敏克の隙をぬって部屋を飛び出した克己。公園のベンチでうなだれて座っている克己の元へ戸田和佳絵(瀬戸朝香)がやってきた。泣き出した克己を優しく抱きしめる戸田。しかし、その様子を愛海が離れた場所から見て微笑んでいた。その夜、歩の家へ敏克が訪ねてきた。文子が歩を部屋に行かせると、敏克が胸ポケットから封筒を取り出した。その封筒は…。
 翌朝、歩が学校へ行くと、生徒たちが「すごい写真がばらまかれている」と大騒ぎしていた。慌てて学校へ入ると、廊下の壁一面に写真が貼られていて…。そんな中、愛海が克己を呼び出した。別れを切り出されて慌てて取り繕う克己に愛海は土下座をするように命令する。さらに戸田の元へ向かった愛海は、戸田が克己を抱きしめている写真を見せて、お願いがあると微笑み…。

キャスト

椎葉 歩 … 北乃きい
安西愛海 … 福田沙紀
佐古克己 … 細田よしひこ
廣瀬倫子 … 星井七瀬
薗田優樹 … 北条隆博
羽鳥未来 … 関 めぐみ
平岡正子 … 酒井美紀
戸田和佳絵 … 瀬戸朝香
椎葉文子 … 真矢みき

スタッフ

■原作
 すえのぶけいこ
 「ライフ」(講談社「別冊フレンド」)

■脚本
 根津理香

■演出
 加藤裕将

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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