第6回 2008年5月15日(木)放送 あらすじ

命がけの逃避行

 美知留(長澤まさみ)は、宗佑(錦戸亮)のそばにいてあげたい、と瑠可(上野樹里)に訴える。美知留は、自分自身も弱い人間だから宗佑の弱さがわかる、と瑠可にいうと、宗佑のマンションへと急いだ。瑠可は、そんな美知留の言葉に傷つき、激しく動揺してしまう。
 電話で宗佑から、死ぬことにした、と告げられた美知留は、震える手を押さえながらマンションの鍵を開けた。が、宗佑は、いつもと変わりないようすで部屋の奥から姿を現すと、笑みを浮かべながら美知留を出迎える。そこで宗佑は、新しい携帯電話を買うから、といって美知留の携帯電話を取り上げた。さらに宗佑は、卒業アルバムに載っている瑠可の写真を燃やすよう美知留に命じた。美知留は、宗佑に言われるまま、瑠可の写真が載っているページに火をつける。
 その夜、タケル(瑛太)やエリ(水川あさみ)を誘って酒を飲みにいった瑠可は、泥酔してしまい、タケルたちに抱きかかえられるようにして家に戻る。シェアハウスには、妻の元に戻ったはずの友彦(山崎樹範)の姿があった。友彦は、妻と話し合い、試験的に別居しようという結論に落ち着いたのだという。友彦の話を聞いていた瑠可は、エリの気持ちも考えたらどうか、と友彦を責めた。寂しいというだけでエリの側にいて、妻に呼ばれればまた戻る、というのはズルイ、というのだ。友彦は、答えに窮し、しどろもどろになった。するとエリは、いまのままの関係でいいから好きなだけシェアハウスにいていい、といって友彦に助け舟を出す。瑠可は、エリがそう言うならいい、といって、友彦が同居することを渋々認めた。
 そんなある日、タケルは、美知留のことを心配して、彼女が働いていた美容室を訪れる。が、美知留はすでに店を辞めていた。美容室で宗佑のマンションの住所を聞いたタケルは、思い切ってそこを訪ねた。ドアチャイムを押しても返事はなかったが、玄関のドアには鍵がかかっていなかった。不審を抱き、ドアを開けるタケル。そこでタケルが目にしたのは、変わり果てた美知留の姿だった。

キャスト

長澤まさみ
上野樹里
瑛太
水川あさみ
山崎樹範
西原亜希
  *
倍賞美津子
  *
錦戸 亮

スタッフ

■脚本
 浅野妙子

■演出
 加藤裕将

■プロデュース
 中野利幸(フジテレビドラマ制作センター)

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

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