日本の至宝。男子100kg超級を石井慧選手が制し柔道母国日本のプライドをつなぎ止めた北京オリンピック。しかし、男女併せて総メダル数7つという結果は、全階級メダル獲得を掲げた当初の目標からは大きくかけ離れてしまった。
そして、この秋から次のロンドンオリンピックに向け再起をかける日本柔道の新たな4年間が始まろうとしている。
10月5日開催の世界柔道団体選手権。7人の選手が国の威信をかけて戦うワンデートーナメント。男子は北京オリンピック3階級で決勝進出を果たし、アジア柔道界を席巻しつつある韓国。そして女子は宿敵中国が日本の前にたちはだかる。
今回、中心となるのは北京オリンピックでメダルを獲得した2人。
男子 100kg超級 金メダル石井慧選手。
女子 63kg級 金メダル谷本歩実選手。
金メダルを獲得した両選手に加え、4年後を見据えた新星の登場も期待され、“日本柔道の再出発!”“そしてリベンジ!”をかけた戦いが見られるこの大会は目が離せません。
【大会概要】
・各大陸から男女各8カ国参加
男子:日本、ロシア、グルジア、ウズベキスタン、韓国、アルジェリア、ブラジル、ニュージーランド
女子:日本、フランス、ドイツ、中国、韓国、アルジェリア、キューバ、オーストラリア
・1チームは7階級
男子 60/66/73/81/90/100/100超
女子 48/52/57/63/70/78/78超
・敗者復活戦を取り入れたトーナメント方式