第4回 2010年11月4日(木)放送 あらすじ

誰も知らないカルテ!天才の光と伊集院の涙…そのチームは誰のため

 朝田龍太郎(坂口憲二)は患者の意思を汲んでライブデモンストレーションの中継映像を遮断するが、その代わりに流れた黒木慶次郎(遠藤憲一)のカテーテルオペの模様は審査員や観衆から賞賛を浴びる。満足気な野口賢雄(岸部一徳)とは正反対に言葉を失う加藤晶(稲森いずみ)。鬼頭学長(夏木マリ)は、記者会見でカテーテル治療に力を注ぐと明言する。これで医療版ミシュランとも呼ばれるIMAの取得のための第一関門である医療技術の高さは突破。第二関門の合理的な経営も、すでに野口が再建計画書を作成していた。最後の関門は医療の質。審査員が病院内を見て回り判断が下されるが、いつ、誰に、どのような質問をするかは事前に知らされないため、鬼頭と野口は不安を隠せない。
 そんな中、伊集院登(小池徹平)にERに行くように加藤から命令がくだる。朝田は別の大学病院で行われるオペに呼ばれるが、執刀医以外は必要ないと言われてがく然とする伊集院。朝田にERは外科医の腕を磨ける場所だと言われるが、海外の教授からオペ技術を賞賛されている朝田の姿に伊集院はさらに肩を落としていた。そんな伊集院に優しく声をかける黒木。
 いよいよIMAの審査日がきた。すでに院内の看板は多国語表記に取り替えられ、職員には対応マニュアルや想定質問集が配布されるなど指導がされていたが、鬼頭と野口は緊張の面持ちで審査員3人を迎える。審査は清掃や患者用の食事にまで及び、逐一シートに何かを書きこむ審査員たちの様子を不安気にみつめる鬼頭たち。伊集院は、そんな状況とは無縁のERで肩の痛みを訴える横田辰夫(本田博太郎)の診察にあたっていた。疎外感に加え、横田の乱暴な発言を受け、ため息をこぼす伊集院に再び黒木が近づいてきた。黒木は伊集院を気の毒だと言って去って行く。カンファ室では荒瀬門次(阿部サダヲ)が朝田に、黒木は深い闇と格闘していると告げていた。
 院内でIMAの審査が続く中、伊集院は整形外科の診察を終えた横田に4時間後に再検査をすると告げた。怒り出した横田は伊集院を殴り…。

キャスト

朝田龍太郎:坂口憲二
加藤 晶:稲森いずみ
伊集院 登:小池徹平
荒瀬門次:阿部サダヲ
真柄冬実:谷村美月
木原毅彦:池田鉄洋
      ・
黒木慶次郎:遠藤憲一
藤吉圭介:佐々木蔵之介
鬼頭笙子:夏木マリ
野口賢雄:岸部一徳

ほか

スタッフ

■原作
 乃木坂太郎

(原案)
 永井 明

(取材協力)
 吉沼美恵
 
 「医龍 ~Team Medical Dragon~」 
 <小学館刊「ビッグコミックスペリオール」連載中> 

■脚本
 林 宏司

■演出
 水田成英
 葉山裕記 

■企画
 長部聡介

■プロデュース
 渡辺恒也(『ユンゲル』)

■音楽
 澤野浩之
 河野 伸

■制作
 フジテレビ ドラマ制作センター

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