第7回 2008年12月1日(月)放送 あらすじ

動き出す

 佳音(堀北真希)と殉也(北川悠仁)は、信じられない光景を目にする。3年間植物状態が続き、数日前にも生死の境をさまよう危険な状態に陥ったばかりの聖花(内田有紀)が、自力で上半身を起こしていたのだ。聖花は、殉也に向かって手を伸ばすと、声にならない声で彼の名前を呼んだ。殉也は、そんな聖花に駆け寄って彼女を抱きしめた。
 知らせを受けて聖花の診察をした主治医の東野(中原丈雄)は、聖花の脳機能に多少の障害が残っている可能性があることを殉也に伝えた。それでも殉也は、リハビリを頑張るから大丈夫、と明るい表情で答えた。その思いを感じた佳音も、できる限り手伝いをすると殉也に申し出る。
 殉也は、昴(成宮寛貴)に電話をして聖花のことを報告する。昴も、驚きを隠せないようすだった。殉也は、聖花を車イスに乗せて、義道神父(内藤剛志)の教会へと向かい、義道と美月(香椎由宇)にも、奇跡が起きた、と喜びの報告をする。
 一方、佳音は、アルバイトをしているパブレストランの店長・宮川(矢島健一)に、夜だけでなく昼間も働かせてほしい、と頼む。記者の池田(豊原功補)を襲撃して再び逮捕された兄・耀司(福士誠治)の示談金を用意するためだった。
 耀司は、面会に来た佳音に、もうそういうことはしなくてもいい、と告げる。これ以上、自分のために苦労する必要はない、と言うのだ。
 少年刑務所を後にした佳音は、殉也の家へと戻った。が、聖花の世話に夢中になっている殉也の姿を目の当たりにした佳音は、何も言わずに踵を返し、アパートに戻る。これ以上、殉也の側にいないほうがいいと思ったのだ。
 佳音がアパートに着くと、彼女の家財道具などが部屋の外に出されていた。大家の広田(兎本有紀)は、佳音がもう帰ってこないと思い、次の契約をしてしまったのだという。
 行くあてもなくふらふらしていた佳音は、公園のベンチに腰を下ろす。そこに、聖花を乗せた車イスを押しながら殉也がやってきた。殉也は、佳音の帰りが遅いことを心配して捜していたのだという。そこで佳音は、もう殉也の家を出たほうがいいと思う、と彼に告げる。すると殉也は、聖花が目覚めたのは佳音の祈りが通じたからだ、といって佳音を説得し、連れて帰る。
 そんな折、アルバイトに出かけた佳音は、パブレストランの前で昴に出会い、一緒に店に入った。店には殉也と聖花がいた。殉也は、宮川に聖花のことを報告しに来ていたのだ。ところが、昴の姿を見た途端、聖花に異変が起き…。

キャスト

堀北真希
北川悠仁
香椎由宇
福士誠治
成宮寛貴
  *
平田 満
内藤剛志(特別出演)
内田有紀
豊原功補

スタッフ

■脚本
 浅野妙子

■プロデュース
 中野利幸

■演出
 加藤裕将

■音楽
 菅野祐悟
 MAYUKO

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

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