第2回 2008年10月27日(月)放送 あらすじ

衝撃の一夜

 佳音(堀北真希)は、殉也(北川悠仁)へのクリスマスプレゼントとして、彼の家の玄関先にグランドピアノをかたどったオルゴールをこっそり置いて帰った。あくる朝、それに気づいた殉也は、美月(香椎由宇)にオルゴールの件を話す。美月は、聖歌隊の子どもの中の誰かなのではないか、と答えると、「モテモテだね」と言って殉也のことをからかった。
 佳音は、偽名を使い、清掃員として派遣会社に登録する。紹介された仕事は駅構内の清掃だった。ある日、仕事を終えた佳音は、殉也の家に立ち寄り、こっそり家の中を覗く。そこで佳音は、殉也がプレゼントしたオルゴールのメロディーに耳を傾けている姿を見て、喜びを噛みしめる。するとそこに、昴(成宮寛貴)がやってきた。佳音は、怪しまれないように、そっと殉也の家を後にした。
 一方、少年刑務所に収容されている佳音の兄・耀司(福士誠治)は、所内で突然暴れ出し、保護房に入れられていた。耀司が暴れたのは、佳音が面会に来た日の夜のことだった。そんな折、雑誌記者の池田(豊原功補)は、少年刑務所を訪れ、耀司に面会を求める。池田は、耀司が起こした事件の真相を追って、すでに佳音にも接触していた。池田は、君を助けたいと思っている、と耀司に告げ、事件の話を切り出した。池田は、耀司が逮捕後に両親の殺害を自白したにもかかわらず、裁判で一転無罪を主張した裏には、何か事情があるのではないかとにらんでいた。耀司の表情を見ながら、慎重に言葉を選んで話す池田。しかし耀司は、事件の夜、目を覚ましたときには既に両親は殺されており、灯油を撒いたのは佳音にそれを見せたくなかったからだ、と答えるだけだった。
 佳音は、殉也への思いを胸に、辛い仕事にも耐えていた。そんなある日、佳音は、駅で偶然、殉也の姿を見かける。声をかけようかどうか迷いながら、殉也の後を追ってしまう佳音。その際、佳音は、殉也が落としたハンカチを拾った。
 佳音は、ハンカチを届けようと殉也の家を訪れた。と、殉也の家の清掃に来ていた春江(宮崎美子)が、携帯電話で話しながら出てきた。どうやら春江は、養護施設に預けている父親の件で急用ができたらしい。春江が殉也の家を出て行くのを見届けた佳音は、玄関を開けて中に入った。すると、聖花(内田有紀)が眠っている部屋から昴が現れた。ちょうどそこにやってきた殉也も、佳音の姿に驚きを隠せない。昴は、逃げ出そうとする佳音の腕を掴むと、警察を呼ぼうとするが…。

キャスト

堀北真希
北川悠仁
香椎由宇
福士誠治
成宮寛貴
  *
平田 満
内藤剛志(特別出演)
内田有紀
豊原功補

スタッフ

■脚本
 浅野妙子

■プロデュース
 中野利幸

■演出
 加藤裕将

■音楽
 菅野祐悟
 MAYUKO

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

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