第5回 2016年4月30日(土)放送 あらすじ

そして、また一人消える…。

『失踪』
武内(ユースケ・サンタマリア)の罪を暴こうとし、失敗した池本(佐藤隆太)が失踪した。彼の妻・杏子(酒井若菜)は、池本は武内に殺され、遺体が武内家の中にあると主張。深夜に武内が大きなスーツケースを運び入れるのを目撃していた勲(伊武雅刀)は、言葉を失う。一方、梶間家へと戻った雪見(優香)は、ギクシャクしながらも以前の生活を取り戻しつつあった。雪見と武内の微妙な距離感を気にしていた琴音(木南晴夏)は、これまで以上に武内との関係を深めていく。しかし雪見は、琴音の顔に痣のような跡があるのに気付く。

『判決の苦悩』
武内にすっかり心酔している俊郎(大倉孝二)は、勲の裁判官時代の苦労話を彼に聞かせる。勲は武内の裁判よりも前に一度だけ死刑判決を言い渡したことがあり、その責任の重圧から胃潰瘍となり、休職したことがあったのだった。実は勲は、武内のことを信じたのではなく、単に誰かを死刑にするのが嫌だったのではないか…、俊郎の見立てに武内は笑顔で応えるが、その目に笑みは無かった。

『恐怖のネクタイ』
「今日は記念日です」梶間家を訪れた武内は、そう言って姿勢を正す。その日は2年前、勲が無罪を言い渡した日だった。感謝の言葉を並べながら武内が取り出したのは、1本のネクタイ。これに勲は激しくうろたえる。かつて、武内が一家を殺害した動機とされたのが“彼の贈ったネクタイを相手が気に入らなかったから”だったのだ。自分が裁いた凄惨な事件と似た状況に追い込まれた勲。そこで彼は、意を決して武内の家に忍び込む。そして、件のスーツケースを開けようとするが…。

キャスト

武内真伍:ユースケ・サンタマリア
梶間雪見:優香
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梶間尋恵:朝加真由美
梶間俊郎:大倉孝二
梶間まどか:庄野凛
関孝之助:迫田孝也
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佐々木琴音:木南晴夏
池本亨:佐藤隆太
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梶間勲:伊武雅刀

スタッフ

【原作】
雫井脩介「火の粉」(幻冬舎文庫)

【主題歌】
鈴木雅之「Melancholia」(作詞・作曲 松任谷由実)

【脚本】
香坂隆史
高橋悠也

【演出】
森雅弘
竹村謙太郎

【プロデュース】
市野直親(東海テレビ)
高橋史典(ケイファクトリー)

【制作・著作】
ケイファクトリー

【制作】東海テレビ

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